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若奥様はちょっとエッチな女スパイ
【若奥さん 官能小説】

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その5:奥様スパイのアブナイ密偵-1

「お、お待たせしましたぁ」
エロトークとお触りだけは2時間自由の個室に、おずおずと潜入する順子。
「いやあ〜〜ッ、待ってたよ!! さッ、座って座って!!」
ミズナミホールディングス頭取、柳生市之助はバーコードの頭皮を光らせながら目じりを下げる。典型的なスケベオヤジの風体の彼は、順子を隣に座らせると「御酌」を要求する。目を凝らせば、乳首も陰毛も露わになりそうなレオタードに注がれる視線に耐えつつ、「接待」する奥様スパイ。
「貴女のお名前は? んん?」
すでに酔いの回った口調で甘えるように尋ねる柳生に、心底嫌悪感を抱きつつもにっこりほほ笑む順子。
「じ、じゅんこでーす」
「いいカラダしてるねぇ〜 おまけにレオタードが似合って最高だねぇ」
「元体操部ですから…レオタードでもハイレグ水着でも何でもござれ、です」
順子の言葉に、フェチの趣向を刺激され、さらに欲情したらしい柳生は、酒臭い息を吹きかけながら順子のむっちりした臀部を抱きかかえる。そして、その手をずらしていき、レオタードの下にくっきりと浮かび上がる太腿の上のビキニラインを丹念になぞる。
(はぐッ、き、気色わるぅ〜〜い、このヘンタイオヤジ! 助けて、お義父さん…)
レオタードの背中には隠しマイクが取り付けられていて、この部屋の様子は別室で盗聴している舅に漏れなく伝わっているはずなのだ。

「それにしても、貴女、ご主人いるんでしょ? どうしてこんなお仕事しているの?」
自分の趣向を棚に上げ、プライベートまで詮索してくる柳生。だがこれをチャンスと、順子は切り返す。
「実はですねぇ〜 主人が会社をクビになりそうでして それで生活費を稼ごうと思いましてぇ…」
 「ほうほう、貴女みたいに可愛い人の旦那は何をしている人なの?」
 柳生は順子のもくろみ通り食いついてきた。奥様スパイもここぞとばかり、相手の陣地に切り込む。
「会社の上司が悪いことをしているみたいで、内部告発って言うの?それをして睨まれちゃったんですよぉ〜〜 確かに恩知らずなことしちゃったなぁ、って奥さんとして思ってます 社長さんもそういう経験あります?」
「うんうんおるよ、ワシの部下にも! 経営陣の苦しみもわからん若造のくせに、青臭い正義感を振りかざし難癖をつけてくる輩が!」
誠の事を言っているのだろう、と踏んだ順子は激高してきた柳生をなだめながら、話を引き出すべく交渉を続ける。
「そうなんですかぁ〜 そのお話もっと聞・き・た・い・な! 愛するダンナサマを守りたいですからね 上司のお怒りを解くヒントが隠されてるかも、なんてね うふふ」
チャーミングな人妻の笑みで悩殺しつつ、ぐっと身を乗り出しレオタードの胸元から揺れる爆乳を見せつける。
「フフフ、可愛いねぇ、貴女は 君みたいな内助の功を発揮できる嫁さんなら、ご亭主はさぞかし幸せだよねぇ」
すっかりでれでれになった柳生は順子の肉感的な腰回りに手をかけ、指先をレオタードの股間に意図的に伸ばしてくる。
(うわ、キモッ でももう少しの辛抱よ どういう風に誠さんを追い詰めるつもりか聞き出すんだから… あ、あれ…? あ、あんッ…な、なんで…私…感じてる?)
レオタードの上からとはいえ、マンスジを丹念に指でなぞり始める柳生。嫌悪感を抱いていたはずだが、女体を知り尽くした永年のテクニックは以外にも旦那さまとの生真面目な性戯しか経験のない順子の女芯を次第に燃えあがらせる。
「あ、あんッ、しゃ…社長さんッ あんッ ちょ、ちょっとぉッ」
愛くるしい貌の眉間に皺を寄せ、不覚にもヨガリ声を上げる順子。さらに柳生の荒々しくも粘着質な指が、ググっと秘所に突き立てられる。しつこく責めたてられていると次第に甘い痺れが女陰を核に渦を巻くように広がっていく。
「あうッ!」
くちゅう〜〜ッという卑猥な音とともに、愛液がレオタードに飛び散る感触を股間に覚えた順子は、快楽のあまり意識が遠のく。
(や、やだ私…濡れてる…感じてる…ま、誠さぁん た、助けて…私、感じてるッ、感じちゃうよぉ〜〜ッ)
心の中でダンナサマに助けを求めたが、肝心の秘密を聞きださないことには柳生の責めから逃れる手立てはない。その時だ。部屋のドアがノックされる。
(もしかして、お義父さん!? 助けに来てくれたんだぁ)
夫の仇敵から犯されかかっているこの状況から救ってくれるべき人は他にいないはず。しかし、そこに現れたのは…。




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