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若奥様はちょっとエッチな女スパイ
【若奥さん 官能小説】

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その2:ダンナサマの苦悩-1

の夜はさらに燃えあがった順子。騎乗位の体位で昇天しかかった順子は、誠の肌を優しげにそれでいて激しく爪を立て、狂おしく悶絶する。
「はあぁ、はぁ、はあ… 今夜も…、すっごい…、いいッ!!」
誠とのSEXは至福の時間だが、愛するダンナサマに淫乱女房とは思われたくなかった。現に高校時代にカラダを許して以降、誠一筋の文字通り一筋キャラの順子だ。なので、精一杯恥じらうように、それでいて淫らに燃え上がってみせる順子。だが、当の誠はいつも通り絶倫であることに変わりはないのだが、どこか表情が冴えない。
「はぁ、はぁ…どうしたの、誠さん 今日は元気ないみたい…」
一勝負終えたあと、まだ興奮冷めやらぬナイスバディを揺らしながらベッドに腰掛け甘えるように問い質す順子。
「ふふふ、やっぱ、恋女房には御見通しか、亭主の悩みくらいは」
「当たり前じゃない、わたし、あなたの‘伴侶’だもの! あなたが苦しい時は一緒に悩みたいの だから話して…」
誠の悩みの深さを察した順子は真剣な表情で彼を見つめる。
「実はさ、俺…銀行、辞めさせられそうなんだ」
メガバンク・ミズナミホールディングス本店勤務のエリートバンカーである誠が、退職を迫られているという事実に驚く順子。
「どうして? 誠さんは優秀だし、真面目だし、辞めさせられる理由なんてないでしょう!?」
「俺さ、上層部と反社会勢力…つまりは暴力団との癒着の内部告発を考えていてさ…  結婚したばかりで2人の生活を考えなきゃいけないって時に…順子には申し訳ないんだけど」
項垂れるダンナサマを優しく抱きしめる順子。
「いいの… 私昔から知ってるもん あなたは不正とか曲がったことが大っ嫌いだもんね」
高校時代に生徒会長を務め、学内の喫煙者や校内暴力を一斉に根絶すべく奔走した当時を思い出し、胸を熱くする順子だ。
「ねぇ元気出して誠さん…もうッ、元気出せッ、まこと!!」
苦悩する夫に甘えるように抱きつき、そのイチモツを優しく扱き始める順子。
「元気になってきた、くふふ」
「うはぁッ、じ、順子ぉ〜〜ッ!!」
恋女房のご奉仕のフェラチオに昇天する夫の喘ぎを聞きながら、実は順子自身も苦悩していた。
(この人の力になってあげたい… それが出来なくちゃ、私、お嫁さん失格だわ)
誠のスペルマを飲み下しながら、生涯の伴侶としての決意を新たにする若奥様だった。


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