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理沙が譲二と別れた
【その他 官能小説】

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理沙が譲二と別れた-1

1.
 理沙が、今日も一人で来ている。
 何時も一緒のパートナーの譲二が、ここしばらく顔を見せない。もう3ヶ月になる。
 すでにダンスが始まって2時間が経つのに、理沙は一度も踊っていない。
 
「理沙、踊ってくれる?」吾郎は理沙に声を掛けた。
「ええ、お願いします」

 理沙と譲二がパートナーを組んで、5年ほど経つ。譲二とパートナーを組む前には、吾郎も理沙とよく踊ったものだ。

「又、喧嘩をしたの?」
「うん、今度はもう駄目。別れたわ」

 昔なじみのよしみで、理沙が譲二と喧嘩をしたときだけ、踊りに誘うことにしていた。
“バシタに手を出すな”は、友達の女には手を出すなという、その筋のタブーだ。吾郎はその筋とは何のつながりも無いが、パートナーのいる女性とは関係を持たないことにしている。とかくトラブルになり、火傷をする。

 理沙の母親はイタリア人で、理沙は地中海系の面影を持つ、肉食系の美女だ。
 吾郎が知っているだけで、元彼の譲二とは20回以上も、喧嘩をしては縒りを戻している。理沙は、譲二の短気が原因だというが、理沙も負けず劣らず気性が激しい。縒りを戻すのは、口では喧嘩をしていても、身体が求め合ってしまうからだろう。

 譲二は、酒を飲みすぎる。ダンスに来て、ワインのボトル一本は空ける。糖尿病も進んでいるが、治療はいい加減だという。


「ねえ、吾郎ちゃんは、ガールフレンドいないの?」
「いるような、いないような」
「セックス、どうしてるの」
「まあ、何とか」
「あたし、セックス好きなのよ」
「俺だって好きだよ」
「譲二が、インポになったわ。もう縒りは戻さない」

 理沙が、乳房を押し付けてくる。
 吾郎は、溢れる理沙の乳房を胸に受けて、身体を捩った。
 理沙は、乳房を押し付けたまま、右に回転をした。
 吾郎は、右足を引き、左足を引いて、理沙を引き寄せた。
 理沙の股が吾郎の太ももにのしかかり、吾郎の筋肉にくじられたクリトリスに電気が流れた。
うっふぅぅ〜

 かつて、本場のブエノスアイレスの高級クラブでは、あまりにも卑猥な故に禁じ手となった、コルテスというステップだ。



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