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俺の彼女のいいところ
【コメディ 恋愛小説】

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俺の彼女のスゴイところ-1

こんちわデス。和之デス。え〜ただ今大変困っています…


事の発端は一週間前の月曜日の帰り道でした。
「さぁ和之!帰りにどっか寄って行こうよ!」
この日はいきなり若菜サンのご登場です。
「でも今、金欠だからそんなお金ないよ」
ちなみに小遣いが少ないし、バイトもしていない俺は結構いつも金欠だったりする。

「そっかぁ〜、でもさ、あんたこのままじゃ来週の優菜の誕生日やばくない?」ナンデスト!!ゆ、優菜の誕生日!?
「えっ?ウソ!!それ、初耳なんですけど!」
俺はビックリして隣を歩いている若菜にそう言った。すると若菜はふ〜んと呟き、こう言った。
「まあ、知ってると思ってたんじゃない?あの娘、結構抜けてるからそういうところあるでしょ?」
ヤ、ヤバし!!それを聞いて俺は気が天高く遠退いた。

数分後、自宅にて…
今はもう珍しい豚型貯金箱を目の前に勇ましく構える俺。ちなみに片手にはハンマー。そして…
「ハ、いざ鎌倉!!」と言ってハンマーを振り下ろす。しかし、ピタッと当たる直前で止まる。
「クッ…おぬし…なかなかの手連だな!」
「何やってんのよ…あんたは…」溜息とともにいつの間にかドアに立っていた幼なじみの緑がそういった。
「ぬお!緑!いつの間に…」「あんたがアホウな事言って、その豚と戦っていた辺りからよ」そう言ってまた溜息をつく。
「で、なんであんたはその豚と格闘してるわけ?」
「それは…そのう…」そういいながら指を弄り、チラッと上目使いをしてみる。
「かわいこぶらなくていいから…で、なんで?」
うぅ…と唸りながら説明をする。

「なるほど…で、プレゼントを買うための資金を探しているというわけですか…」そういわれて俺は頷く。結局、豚さんには合計で五百円弱しか入っていなかった。財布の中身と合わせて合計千三百円。ゲーセンでもまともに遊べない金額だ。
「あの…緑様…出来ればお金を…」
「イヤ!!」即答ですか…
「そんな事言わずに助けてください…お願いします。緑様ぁ〜。俺とお前の仲じゃないかぁ〜」俺は床に穴があくのではないかというくらい頭を下げて言った。「まあ…ホントに知らない仲じゃないから助けたいのは山々なんだけど…」
どこか困ったように言う緑。(←そりゃ困るだろ!!)
あ!と緑が言った後に
「じゃあ友達が日給のバイトしてるから紹介してくれるように頼もうか?」
ばっと顔をあげる。これぞ仏のなんとやら!俺はその話にすぐにもなく飛び付いた。幸い水曜日に祝日がある。

で、すぐさま優菜にメールを打つ。
(ごめんm(._.)m水曜なんだけど用事ができたから遊べそうにないんだ。今度埋め合わせするからm(._.)m)
二人で遊ぶ約束をしていたが今は誕生日が大切だ!

返信がくる。
(そうなんだ…仕方ないよね(>_<)埋め合わせ期待しないで待ってるよ(^0^)/)あ〜なんか罪悪感…でも、ここまで来たら引き返せない…ガンバルゾ!!


で、当日です。
え?なんでバイトの話がないかって?それはホントに普通にこなしただけで何もおもしろくないからだ。

はい!話は戻ります。
結局、プレゼントは緑に協力してもらってなんかよくは知らないがそこそこ有名なサーファーのブランドのネックレスにした。
まあ、その話もまた今度という事で…


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