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悠久の恋の果てに
【ファンタジー 官能小説】

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「美緒!大久保さんとどんな知り合いなの!」

興奮した茜が周りも気にせず大声で聞いてきたけど。
本当に私、大久保さんの事知らないと思う。

「知らない」

「俺のだよ」といい終わった後、
そっと耳たぶにキスをされた。

「海外事業部の大久保さんだよ!知らない訳ないでしょ!」

「本当に思い出せないの」
あんないい男。前に出会ってたら絶対に忘れないよ。

キスをされた耳たぶをそっと触ると熱くてドキドキした。

「見つけた―――」

大久保さんは私を見た瞬間にそう言った。
一体どこで、会った事があるんだろう。

私は、もうすぐ「元」彼になる男の事なんか
すっかり忘れた。

新しい恋なんかすぐに見つけようなんて思っていないけど。
それでも目の前に現れたカッコいい男を
オンナの本能が忘れることを許さなかった。



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