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夜羽球の会
【調教 官能小説】

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撮影-5

「おいおい、奴隷のくせにご主人様のやることに不満を漏らすとはどういうことだ?」
「えっ……いえ、そんな……。不満だなんて……」
「今度は口答えか!? あぁ?」
 少しドスをきかせて、怒鳴るように言い放つ。
「まったく、従順さの足りないクソ奴隷だな。それじゃあさっそく、身体に書いてある通りにしてやろうか」
「えっ……えっ……」
 タツミはぐっと身を乗り出して、佑香里に近づいた。少し怯えた表情をしている。この女の困惑した顔には嫌が応にも股間がいきり立ってしまう。
 タツミはゆっくり手を伸ばすと、佑香里の股間についている小さな突起を思い切り摘み上げた。
「いぎっ、いあああああぁああぁッッ!」
 大きく口を開けて佑香里は叫んだ。身体中が強張って緊張している。タツミの手を取り払おうとして佑香里も手を伸ばすが、その手は思いとどまったように力をなくして、タツミの腕にそっと触れただけだった。
「ごっ、ご主人さまぁ……お、お願いしますっ、離して……ください……!」
「ダメだ。これはお仕置きだからな。佑香里がしっかり反省するまで続けてやる」
「そ、そんな、あぐっ、ううあぁあ……」
 少し摘まむ力を強めてみる。
「いやっ、あああっいがっ、いたいいたいいたっ、いいいいぃ……!」
 面白い。透明感にあふれた静寂のよく似合う女が、自分の指先ひとつで真っ赤になって悶絶している。身体をビクビクと震わせ、暴れたいのを必死に抑えている。もう一歩だ。もう一歩、この女を苦しめたい。
 タツミは腕に触れている佑香里の手を払いのけると、脂汗のにじむ身体を押さえつけるように左手をその股間に添えた。右手の指先でクリトリスを引っ張るのとは逆方向に、それを引き抜くような感じで柔らかい股の肉を押す。クリトリスがさらに縦に伸びた。
「あがっ、いたいいたいいたいいたいいいぃッ! やだッ、いっ、いたいいたいッ、痛いッ、痛いですッ!」
 困惑の表情が、一気に苦痛に耐える表情に変わった。目を強く閉じて、歯を噛みしめている。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいッ……もう生意気なこといいませんから何でも言うことききますぜったい逆らったりしませんあいいあああぁ、イッ、いいいたいいたい、うああうぐぅあぁああッ……!」
 わずかに開いた瞳から、ポロリと涙がこぼれた。
「ごめんなさい許してくださいご主人様ああぁあぁ……いたいッ、ほんとに痛いんです、お願いしますごめんなさいごめんなさいッ……」

 どうしてこの女はこんなに苦悶の姿が似合うのだろう。モラルなんてものが一切気にならなくなる。とにかく暴力で苦しみを与えて、全身を支配しつくしたくなる。破壊衝動ではない。こいつを痛めに痛めつけて、壊してしまいたいわけではない。これはあくまでも、ひとつのSMとしての手続きなのだ。双方の了解と、動物的な征服欲と、頽廃に酔う低俗で自分勝手なふざけた享楽。それが相まったひとつの遊びにすぎない。
 だから、タツミは蝉の羽をもぎ取って遊ぶ子どものような気分で、佑香里のクリトリスの根元からすり潰すようなつもりで指に力を込めた。
「いああああああああああああああああああぁぁあぁッ!!」
「お仕置きだ」
「いうううぁああああああああぁああああぁぁぁあぁいたいいたいいたいいたいいたいぃ! ごめんなひゃいごめんなひゃいゆるしてくださいゆるひてくらしゃい!」
「反省したか?」
「しましたッ! はんせいしましたッ! おねがいしますゆるしてくらしゃいいいいぃ!」
 もう粒のような涙がこぼれてくるのに歯止めはきかない。ただひたすらに泣きじゃくって懇願を繰り返すのみである。
「どう反省したんだ?」
「あうううぅ、ごしゅじんさまにはぜったいさからいませんなんでもいうことききますぜったいいうことききます!」
「どんな命令にも嫌な顔はしないか? 喜んで命令に従うか?」
「はいッしません、ぜったいいやなかおはしませんよろこんでいうことききます!」
 固く閉じた目が薄く開いた。涙で潤いきった大きな黒目が、屈服と恐れの影をまとってタツミを見つめた。完全なる降伏と服従とを瞳が伝えてくる。命乞いの顔つきである。
 強張った表情筋で少し歪んだ「奴隷」の文字が佑香里を縛り上げる。二度と落ちることのない呪印のように、その二文字が頬で高笑いをしていた。
「なら、このままイッてみろ。クリトリスを潰されて、情けなく悶えながら絶頂しろ。それが屈服の証だ」
 佑香里はすぐにコクコクとうなずいた。
「よし、それじゃあ派手にイッてみせろ! メス豚奴隷め!」
 タツミはありったけの力を指先に込めた。

「あッ、ぎッいっイグッ、いくぅうううううううううううぁああああああああああああああああああああああぁあああぁあぁああああぁぅあああぁ!!!」
 発作のように佑香里の身体が跳ねた。ベッドのバネを利用するようにして、不規則な筋肉の痙攣で身体を震わせる。身体が跳ねて落ちる瞬間に、すり抜けるようにしてクリトリスがタツミの指から解き放たれた。それでもその痙攣は収まることがなく、しばらく佑香里はうめくような声をあげて五体をビクビクと弾けさせていた。
 やがて、ボロボロにされた敵兵が白旗をあげるように、佑香里のメス穴から透明な液が噴き出した。わずかな量ではあったが、潮はタツミの胸あたりまで飛んでこと切れた。
 佑香里はもう虚ろな目で、転んだ子どものように声をあげて泣いている。腕は顔の横にぐったりとしており、カエルのような形に脚は大きく広げられている。
「情けないな。まるで動物の服従のポーズだな。まぁ、絶対服従のメス豚奴隷にはお似合いか」
 タツミはそばに転がっていた佑香里の携帯を取ると、再びカメラを起動し、その姿を写真に刻み込んだ。




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