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吐息の会話
【その他 官能小説】

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吐息の会話-2

(2)


 中学二年、13歳の秋、ぼくは精通を経験した。しかも、初めての射精は夢精として放出された。これは稀有なことではないだろうか。射精のことは知ってはいたものの、断片の知識ではいきなり見舞われた体の変化に対応できるはずはなかった。夢現の判断すらおぼつかず、まだ暗い明け方、パンツにべっとり付いた鼻汁のような液を昂ぶる想いで見つめていた。

 夢の中に『女』が出てきたのは初めてだった。顔は見えないのにそれが誰なのかわかっている。武藤麗華……友人の母親である。
(なぜ?……)
言い知れぬ快感の余韻を下腹部に感じながら、彼女の鮮明な姿態が次々と脳裏に映じた。その笑顔、眼差し、胸元の谷間、後ろ姿の体つき。意識下に折り重なっていた記憶に自分でも驚いたものだった。

 武藤直樹とは新学期から同じクラスになり、仲良くなった。数少ない帰宅組で家の方角も同じだったので自然と話すようになったのである。間もなく互いの家に行くようになり、週末は『勉強する』と言って泊まることもあった。2人で遊ぶだけで勉強はしたことはなかった。
 武藤の家は父親が医者で開業医、ぼくの家と比べるとかなり裕福で、ゲームやアニメ、CDなど、ぼくが持っていないものがたくさんあった。それらはぼくを夢中にさせた。だが、彼の家に行く魅力はそれだったのか?……。
(麗華……)
思いがけず夢に出てきて精を放つきっかけになった彼女の姿を浮かべてその想いが心に滲んできた。意識の裏に密かに彼女の存在があったのである。

 彼女は自分の母親よりずっと若かった。まだ30前だったと思う。武藤の実母は4年前に亡くなり、その後看護師をしていた麗華が新しい母になったのである。武藤からそのことを聞いて、若い理由も、どこかよそよそしい彼の様子も理解できた。看護師として医院に勤めていたのだから見知ってはいたのだろうが、『母親』となると簡単に受け入れるのは難しかったのだろう。

 精通があってから数日後の夜、布団の中で麗華を思い浮かべて初めてオナニーをした。不意に異常な勃起が起こり、夢中でペニスを握って扱き立ててあっという間に射精した。
 思えば彼女に会う度にその姿を目で追っていた。微笑む口元、やさしい眼差し、白い肌。
(きれいだ……)
自分では性の目覚めとは気付かずに惹かれていたのだった。

 ぼくが武藤の留守を知りながら家を訪ねたのはそれから間もなくの日曜日のことである。前日、父親と二人でマス釣りに行くのだと嬉しそうに話していた。
(あの人が一人でいる……)
どうしようという考えもなかった。ただ、麗華を思い浮かるとときめきが高鳴り、もやもやと心が騒いでたまらなくなったのである。

「あら……」
インターホン越しの麗華の声が驚いて途切れ、すぐにドアが開いた。
「ごめんなさいね。今日、直樹いないのよ」
「はい……」
「でかけてるの」
「はい……」
麗華は笑顔を浮かべたまま小首をかしげた。
「知ってたの?」
「……はい」
笑顔が薄れ、しかしやさしいさは滲ませたまま、ぼくの顔を覗き込むようにして、
「直樹に用事だったの?」
ぼくは首を横に振って俯いた。
「それじゃ、あたしに?」
こっくりと頷いたぼくは、たぶん踏ん張ったように顔が赤かったと思う。顔に熱を感じていた。
「何かしら?困ったこと?」
強張ったぼくの様子から麗華は言ったのだろう。


「ぼくのおちんちん、変なんです」 
突然なぜそんなことを言ったのか、自分でもよくわからない。彼女が看護師だからか、医者の家だから相談しても不自然ではないと思ったのか、ともかく、このまま別れたくない気持ちがあったことは確かだった。

 上目で窺うと真顔の麗華がぼくを見おろしていた。怒った表情ではなかった。
「とにかく、中に入りなさい」
辺りに目をやりながらぼくの肩を引き寄せた。香水の香りが漂って匂いを吸い込んだ。

 導かれた部屋は今まで行ったことのない奥の和室だった。
「どんなふうに、変なの?」
立ったままのぼくの前に膝をつき、見上げた視線は股間に注がれた。すでに勃起しているペニスはズボンを押し上げている。
「……あの……」
「恥ずかしがらないで話してみて」
麗華のやさしい言葉にぼくは精通の体験を語った。
「白いどろどろしたものが出て……」
射精とは言わず、精液という言葉も使わなかった。

「おちんちんから出たのね?」
「はい……」
「初めてだからびっくりしたのね」
「はい……」
「わかったわ。おばさん、見てあげる」
そう言うとぼくのズボンのベルトを外し始めた。
「おばさん看護師してたから詳しいのよ」
笑顔は保っていたが、いつもの柔和さは消えて、瞳には異様な輝きがあったのを憶えている。

 あらわになったペニスを手で隠すのを麗華に外され、
「よく見せてね。でないとわからないわ。病気だったら困るでしょう?」
いきり立ってはいるが先はまだ剥けていない。先端がわずかに内肉を覗かせている。
 麗華はまじまじと肉茎に見入ってから幹を摘んで指に力を込めた。
「うん。硬いね」
ぼくに訊くというより自分に言っているような口ぶりだった。
「出た時、自分で擦ったりしたの?」
「いいえ……」
「自然に出ちゃった?」
「はい」
「擦ったことはある?」
「……いいえ……」
ぼくはオナニーをしたことを言わなかった。

 麗華が幹を引き、先の皮が少し剥けてピンクの肉が広がった。
「あ……」
「痛い?」
「痛くないけど……」
「剥いたことないの?」
「はい……」
「剥かないとだめなのよ。汚れてるし、病気になっちゃうわ。おばさんがきれいにしてあげる。ね、いらっしゃい」
そうしてぼくは風呂場に連れていかれて鮮烈な愛撫の洗礼を受けたのである。

 

 
 

 
 
 


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