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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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痴漢専用車両お楽しみバージョン出発進行-1

【痴漢専用車両お楽しみバージョン出発進行】

(来た来た―!それも女性が4人も!うわあ、4人とも美人だからプレイヤーが張り切りそう)

郊外へ向かう電車を待つホームで、その乗客達が階段から降りてくるのを、チラチラと盗み見をしながら優子の心は弾んだ。

「こら、キョロキョロするな」

少し離れた隣の乗車スペースから、陽子の押し殺した声が聞こえて、優子は慌てて線路の方を向いた。

(うううっ、あの4人ってどうなんだろう?Aかな、Bかな、Sが1人でも居たら楽しいのにな。Cだけは止めて欲しいな)

優子はそれぞれのタイプを妄想しながらワクワクした。優子が思い浮かべたアルファベットは、痴漢に対する耐性を示している。その見極めはマスターである星司が行い、記せば以下の通りとなる。

【C】触られると騒ぐタイプ。過去、このタイプに当たったおかげで、せっかくの車両を中断したケースが有ったとの事。痴漢専用車両お楽しみバージョンでは、特に注意しなければならないタイプだ。眠らせても後々煩い。

【B】純情タイプ。トラウマになったら可哀想なので触らない。車内で乱交が始まる前に、早々に眠って貰う。

【A】触られても騒がない泣き寝入りタイプ。基本は嫌がっているので、少し触る程度はOKとするが、これも乱交が始まる前に眠って貰う。耐性が強い場合、眠らせないまま乱交を見せつけて楽しむ場合がある。

そして【S】は、淫乱なタイプを示している。触られる程度は勿論、要求に対してどこまでも体を開いて許してしまうタイプだ。優子を始め、痴漢専用車両のゲスト達は、これよりも更に上位の【S+】に分類され、いつも積極的に心地よい性交を望んでいる。S+になれば同性同士の性交も楽しむ傾向にあった。

さて、【痴漢専用車両】は、基本的にあまり人が乗らないガラガラの電車を選んでいるので、その時になってみないと、女性客が来るのかすらもわからない。

万一女性客がこなくても、それはそれで一向に構わない。お楽しみバージョンの本来の目的が、【ゲスト】である女のメンバーと、【プレイヤー】である男のメンバーが、緊張や憤りからも解放されて、たっぷりと疑似痴漢行為を堪能する事にあるのだから。

しかし優子は少し期待していた。

『初めは大人しそうに見えたのに、徐々に乱れていく優子ちゃんを見て、凄く興奮しちゃった。あたし、アレを見てもうイキっぱなし』

これは優子が初めて【痴漢専用車両】を体験した時に、同じ車両で痴態を繰り広げていた寛子の感想だ。前夜、【痴漢専用車両】のサイトのチャットルームで、寛子からそれを聞き、優子の心をワクワクさせていた。

どうせなら、寛子が自分を見ながら快楽を堪能したように、何も知らない女が徐々に淫乱の本性を現す様子を見てみたい。そして、自分もそれを見ながら興奮したいと優子は思っていたのだ。

そんな期待感溢れる優子が、ソワソワしながら待っていたところに、4人もの女性客が現れたのだ。優子のテンションが上がるのも仕方が無い事だった。

線路の方を向きながら、さっき一瞥した4人を思い浮かべた。

(1人は凄く若いけど高校生かしら?もう1人はあたしと同じくらいだから、大学生だろうな。残る2人は寛子さんと同じくらいかな。多分主婦ね)

その4人がどういう繋がりかわからない。しかし大学生と想像した女と、主婦の1人が良く似ていたので、少し歳の離れた姉妹だろうと、簡単に想像ができた。

今から始まるプレイは、高校生には刺激が強過ぎるから、手島が早々に眠らせるはずだ。

(残った3人が、あたしが痴漢されるのを見て、どんな反応を示すのかしら)

優子の初乗車の時、寛子がプレイヤーに後ろから太ももを抱えられて、股間を晒されたシーンが頭を過った。

『おい、こっちのねえさんもビチョビチョだぞ!見てみろよ』

あのシーンは何度思い浮かべても興奮する。優子も寛子の様に、見ず知らずの乗客達の前に下半身を晒して、恥ずかしさを味わってみたいと思っていた。

3人も居るんだから1人くらいはSが居るはず。

(あたしを見て興奮してくれたらいいのにな)

優子は早くそれを堪能したくて、駅のトイレで下着を脱いでいた。それを入れた愛用のバッグから雌の匂いが漂う。短いスカートからスラリとした生足が覗き、少しでも下から見れば生身の股間が見えた。

短いスカートの裾から風が入ってスウスウしていたが、待っている内に徐々に下半身が熱くなってきた。淫口から溢れた愛液が太ももを伝い、優子は慌ててハンカチで拭った。

ふと陽子の様子を窺うと、陽子もミニスカートからはみ出す生足の太ももを、さりげなくハンカチで押さえていた。

(うふふ、エロ陽子め、ヤツも今日はノーパンなのね)


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