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衛星和誌 −Qカップ姉妹−
【SF 官能小説】

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あなたは調教士(15)-1

 やがて、ふたりともくたくたになった。あなたはハアハアと息の荒い少女の、汗ばんだ額の一筋の髪をはらってやった。
「――‥‥‥‥」
 少女は、何か言おうとしたが、言葉が出てこないようだった。ただ――それまで見たことのないような、少し涙ぐんだうっとりした目が、感謝の意をあなたに伝えていた。そのまなざしは、あなたの心を温かくした。
 次は乳首である。あなたはやはり、初回からの乳首責めは弱めで行くことにした。敏感な双蕾をそっと抓むだけで、やはりそのしなやかな肢体をビクンッ!と跳ね上げた。
「あ、やっ‥‥」
 少女はあなたが蕾をくりくりする度にビクンビクンと波打ちながら、随喜の涙を流してあなたを見ていた。
「優しいんだな、おまえ‥‥」
「よせよ‥‥」
 あなたは照れた。
「あンッ! ば、ばか。褒めてやってるの――あああンッ!」
 蕾を抓む手に少しだけ力を入れてそっと動かしてやることで、あなたは照れを隠した。
そして、乳吸いだった。ジャニスさんのときのような、共同作業というわけにはいかなかった。どうも、少女のなかでは胸を揉まれることより数段恥ずかしいことらしかったのだ。
「ル、ルリアさま‥‥。お願いします‥‥」
 ミドリは、ルリアに退出してくれと頼んだ。憧れの人に見られたくないという心理だろう。
 いまの段階では、ルリアは単なる観覧者だ。あなたとしてはこの場に留まって見てほしかったが、立場上、口出しできることではなかった。
 ルリアは、しばしミドリとあなたの視線を見くらべていたが、やがて首を横に振った。
「ル、ルリアさまっ!」
 己の最たる痴態を憧れの人に観賞されることを知った少女は悲鳴のように抗議したが、憧れの人は優しく少女を諭した。
「恥ずかしければ恥ずかしいほど、いいんだ。そういう羞恥心が女体のみだらさを増させると、習ったろう?」
「ああ‥‥」
 少女は、がっくりとうなだれた。ルリア・ミアヘレナはあなたを真剣な目で見て言った。
「遠慮するな。やってくれ」
 いいのかなと思いながらも、あなたは乳吸いに入った。一転してしくしく泣き出したミドリの乳首を、ぺろっと舐める。
「ああンっ!」
 体は正直だ。悲嘆に暮れる心とは裏腹に、ミドリは甘い鳴き声をあげた。あなたはそのまま、しばらくペロペロと舐め続けた。
「きゃはン! あンっ‥ああン!」
 くすぐったさと快感、羞恥心が少女を刺激し、涙を流して笑いながらも、そのたっぷりとした乳房を大きく揺らしていた。
そして、本番の吸い。あなたは少女の左右の敏蕾を舌で転がし、交互にちゅううっと吸う。順番に不公平がないように。それらはもちろん、彼女の悦びを示して固くなっていた。
「はわん‥‥。やっやめっ‥‥はああああっ!」
 ミドリ・オリョーフが身を振って逃れようとするので、あなたはしかたなく、彼女の上体を押さえ込まなければならなくなった。しかし、コリコリした乳首を口内に感じつつも、できるだけ優しく吸うことを心がけた。
 頭上からのミドリ・オリョーフの嬌声と、
「ほらっ、ドリーさん、体の力を抜くのよ‥‥! そのほうが気持ちいいから‥‥!」
などと、まるで母親のように応援(?)するジャニスさんの声を聞きながら、少女が悦びを覚えるまではやめないと決意して、あなたは丹念に彼女の乳を吸い続けたのだった。
 心なしか、頑なだった少女の乳肉が、やわらかくなってゆくような気がしていた。

 さて、今日は、二段縛りに入った。ジャニスさん調教時にすでにメニューに入れていたが、いろいろ問題があり、あまりやっていなかった。だが改善の見通しが立ち、本日のミドリ調教から再び入れることにしたのだ。
 それは、女体に取り付け式の自動縛り上げ機の登場だった。やはり工廠製である。背中に取り付ける小さい装置だが、ミドリの乳の圧力に負けないくらいの出力はあった。縄を牽引する簡単な機械で、それがいま、懸架装置と台で上下に固定されているミドリ・オリョーフのおっぱいを、ぐいぐいと二段に分け絞っていた。溶液は使っていなかった。
 ジャニスさんの乳房は、ボリュームはあったがやわらかかったため、あなたの力でもきっちり二段分けにまで持っていけた。だが、ミドリの乳房の固さは、普段の姿勢から予測がつき、急ぎ作成を頼んでいたのだった。――ミドリもだが、あなたがこれを要望したのは、彼女のためというよりは、後に控えるルリア、あの、拘束ブラをつけていても衣服を力強く持ち上げている、あのダイナミックなバストへの対策のためだった。
 申し訳ないが、いまミドリに使っているのはテストのようなものだ。それはミドリもわかっているようで、それでも、その憧れのルリアのテスト役が嬉しいのか、あるいは乱れてしまった昨日を自分なりに反省したのか、最初は、
「おまえにやられるより全然いいよっ、こっちのほうがっ」
と、とても元気に、笑顔で強がっていた。が、じわじわと縄がそのNカップ――励んだ調教により、少し大きくなっているような気がした――に食い込んでゆくにつれて、
「はうんっ! ――くううぅんっ! 」
と鳴き出した。やがて縄の牽引が止まり、ミドリの胸の肉丘は、ジャニスさんと同じように特に上を盛り上げる異様な形に上下二段に分かたれた。彼女は自分のその乳肉を、信じられない、というような目で見下ろしながら、快感に悶えていた。


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