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女になった由美子
【その他 官能小説】

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女になった由美子-8

 由美子は博の肩に頬を寄せると、博に歩調を合わせた。
 目の前にオペラ・ハウスとハーバー・ブリッジが重なって、きらめく電飾に浮かび上がっている。
 博が肩にかけた手に、力を込める。由美子は身体を摺り寄せた。
(あの時のままだわ)

 ふと博を振り仰ぐと、唇が吸い込まれた。
 由美子は乳房を博の胸に押し付けた。
(逢いたかったわ、博さん)

 博の指先がスーツの上から乳首を探る。由美子は身体を捩ると、乳首を博の指先に合わせた。
ジュン
 由美子は股間に疼きを覚えて、博の舌を吸い込んだ。舌と舌が絡んで、くねる。
ジュワっ
 博の指先に力がこもった。
「ふうっ」

 息が苦しくなって、唇が外れた。
「由美子さん」
「博さん」
「逢いたかった」
「逢いたかったわ」
「赤ちゃん出来た」
「まだ、分からないわ、博さん赤ちゃん欲しいの」
「君が欲しかったんじゃないの」
「わからなくなったわ、赤ちゃん出来ても逢ってくれる」
「シングル・マザーで逞しく生きるんじゃなかったの」
「意地悪っ」
「君と逢えなくなるなんて、考えたくもないよ」
「嬉しいわ」
「赤ちゃんは、君の好きなようにして…。僕はどっちでもいい、君と逢えさえすれば」
「私、赤ちゃんより、博さんが欲しくなったみたい」
「僕も君が欲しい」
 由美子は博にもたれ掛った。
 博は由美子の腰を支えた。
「車に戻ろう」


10.
 博は後ろ座席のドアを開けた。由美子は博の導くままに座席に腰を落とした。
 博は反対側のドアから入ると、由美子を抱えた。

 スーツの合わせから手先を差し込むと、ブラウスのボタンを外した。

 博の指先に触れた由美子の乳首は、既に固くしこっている。
 中指と親指に挟んで、そろそろと揉みほぐす。手のひらに、乳房の膨らみが心地よく触れる。
 乳首はますますしこって、乳房の方まで地ばれが広がる。

 ズボンの下で、男根が行き場の無い怒張で痛くなる。博はさりげなくそっと手を下げると、前ファスナーを降ろす。ついでに、ベルトのバックルを外す。

 由美子はすっかり力を抜いて、博のなすがままに委ねている。
 タイト・スカートのボタンとフックを外し、ファスナーに指をかける。由美子が腰を浮かしたので、一気にファスナーを下ろす。

 スカートの裾から手を差し込むと、指先に恥毛が触れた。
(パンティーを履いていない)
 由美子は既にこの事を予期して、パンティーを履かずにいたのだ。なんて可愛い由美子。

 スカートをたくし上げると、むちむちした太腿の柔肌が手のひらに吸い付いてくる。
 恥毛をかき分け、指先を伸ばす。お小根に沿って中指を差し込むと、ぬるりと愛液で滑る。
「由美子さん、可愛い、君はなんて可愛いんだ」

 指先で、お小根を擦る。
「君が好きだ。愛してる〜あいしてる」
 固くなったお小根が、指先でくりくりと粘液に滑る。
「博さん、大好き〜大すきよ」

 由美子が腰を摺り寄せ、身体を捩る。
 博は、ズボンのベルトに手をかけると、ブリーフごと押し下げた。勃起した男根がブリーフに引っかかる。

 震える手のひらで、陰茎を押し倒す。ブリーフのゴムが亀頭の上を過ぎると、開放された陰茎はビンと跳ねた。
「由美子さん、跨いで」



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