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good communication
【若奥さん 官能小説】

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デートプランを立てましょう-2

突然の来客に、瑠璃は大喜び。


大好きなケーキのプレゼントはもちろんの事、大好きな天慈くんが遊びに来てくれたから。


天慈くんは、私達の家から電車で30分ほどの所で一人暮らしをしている、保育士志望の専門学生だ。


保育士志望なだけあって、大の子供好きの天慈くんは、瑠璃をすごく可愛がってくれるから、彼女もまたすごく懐いていて、こうして遊びに来てくれた時は、片時も離れようとしない。


いや、理由はそれだけじゃないよね、瑠璃?


見た目は、割りと男らしい顔立ちの輝くんに対し、中性的な顔立ちの天慈くん。


涼しげな眼差しに、薄い唇がチャームポイントの彼は、美しいという言葉がぴったりの今時の男の子である。


天慈くんが遊びに来れば、瑠璃のテンションが一気に上がるのは、単に可愛がってくれるだけじゃなく、彼がイケメンというところもあるって思う。


幼稚園児だけど、女の子は結構ませてるんだよね。


天慈くんのことが大好きな瑠璃と、子供好きで瑠璃をとても可愛がってくれる天慈くん。


そんな二人が、妬けるくらい仲睦まじくケーキを食べさせ合ってる光景を見て、頭の上に電球がピカッと光った気がした。


瑠璃のこと、天慈くんにお願いしてみようか、と。


そして、デート作戦を彼に話したというわけ。


そしたら、思いの外天慈くんは乗り気になってくれて、


「よーし、じゃあ今度の土曜日は瑠璃といっぱい遊ぶぞー! 瑠璃、行きたいとこあるか?」


「ゆーえんち!」


「おし、んじゃいっぱい乗り物乗ろうな!」


「うん!」


なんて、瑠璃と二人ではしゃいでいるし。


この分じゃ、安心して天慈くんにお願いできる。


……よかったあ。


ふう、と大きく息をついて、私は二人を見つめながら向かいのソファーに座った。


瑠璃の預け先という、最大の難関があっけなくクリアできたことに安堵した私は、ようやく天慈くんのお土産の「カフェ・スウィング」のミルフィーユを一口頬張る。


一気に事が進展したからか、すごく美味しく感じた。


と同時に、意識は次の段階・デートに向いてしまう。


せっかくのデート、どこに行こうかな。


映画? ドライブ? ショッピング? それともどこかテーマパークとか?


早くもたくさんのデートプランを想像しては、にやけてしまうのだった。



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