お仕置き-5
次に映し出されたのは若手行員の川来優美と津田恵梨香と朝倉みなみが梨田らと淫行をしている映像だった。淫行と言っても梨田らが優美達を一方的に性的暴行をしているようにも見えた。嫌がる優美らを陰湿な笑みを浮かべながら行為に及んでいる梨田らの姿が映っていた。
「どうやら梨田君達3人と川来君達3人が飲みに行ったようだ。それで酔った3人はそれぞれ梨田君達に抱かれてしまったという事だ。梨田君は初めからそのつもりで3人を飲みに誘ったらしい。」
「そ、そうなんですか…」
もしかしたら梨田も初めから自分を抱くつもりで飲みに誘ったのかも知れないと感じた奈緒は余計な事を口にはしなかった。
「君と川来君が残業した時に梨田君が残った時、あったよね？」
「あ、はい…」
「その時も…ほら。」
テレビに影で優美達にフェラチオさせている梨田の姿が映った。
「ま、まさか…そんな…」
自分の知らないところでまさかそんな行為が行われていただなんて知らなかった。奈緒は口を塞ぐ。そこで映像が終わった。
「私は日曜日に梨田達3人と川来君達3人を時間をずらして呼び寄せたんだ。もちろん川来君達3人の女子は被害者だ。辛いことを聞いて申し訳なかったが事情を聞かせて貰ったよ。話の中で休日に呼ばれ海で屈辱的な行為をさせられた事も発覚してね。このままでは 業務に差し支えがあると判断し、彼女らの聴取を終えた後に彼らを呼んだんだ。彼らは全て認めたよ。彼女らはあまりその事を公にはしたくないと言った。だから反省文と絶対に口外しないという覚え書きをさせて転属させたんだ。それが梨田君達をこの支店から転属させた理由なんだ。」
「そんな事があったんですか…」
映像も終わり話も一段落ついたようだ。奈緒は自分の行為がバレていなかった事に胸を撫で下ろした。
そんな時だった。田宮がこう言ったのは…。
「と、ここからが本題だ…。」
「えっ？」
梨田の顔を見上げた奈緒は今まで見た事のないような田宮の悪意に満ちた微笑を見る事になった。