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人妻の匂い〜男を狂わす淫香〜
【熟女/人妻 官能小説】

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お仕置き-3

 田宮の顔を見ていると京子ら若い女性行員達が田宮に抱かれた時の嬉しそうにしていた話を思い出してしまう。甘くとろけるようなテクニックの持ち主だと言っていた。思わず胸をドキドキさせてしまった。
 「ん?どうかした?」
奈緒の顔を覗き込む田宮。
 「い、いえ…」
慌てて視線を外した奈緒だが顔が火照ってしまう。そんな仕草を見た田宮。口元が少し緩んだ顔を奈緒は見逃していた。田宮は前屈みだった上体を正し椅子の背もたれに背中をつけながら言った。
 「梨田君と香川君と向井君が転属になった理由は知ってるかな?」
奈緒は急に振られた話に顔を上げる。
 「い、いえ…。」
田宮はニコッと笑った。
 「私は日本全国の支店を回り、その先々で様々な問題を改善してるんだ。今まで何の問題もなかった支店はなかった。ここもそうだ。だから彼らをここから追い出したのさ。」
 「えっ?か、彼らが何を…。特に梨田君は女子行員の安全の為にいつも残業に付き合ってくれました。彼に何か問題があったんですか?」
梨田の笑みがどうも嫌な笑みに見えてきた。
 「女子行員の安全ね…。君は梨田君の肩を持っているようだ。彼と何かあったかな?」
 「い、いえ…」
明らかに動揺してしまった。奈緒は田宮から思わず視線を外した。
 「フフフ、まぁいい。これから順を追って説明していくよ。」
意味ありげな言葉と顔に奈緒は大きな不安を抱いた。そんな奈緒をよそに田宮はテレビの電源をつけレコーダーにディスクを入れた。
 「これから彼らが転属になった理由を教えてあげよう。私は風紀の乱れが嫌いだ。とくに男女関係の乱れは大嫌いでね。だから私はその支店の好きそうな女子をまず抱くんだ。そして彼女らから情報を引き出し問題点を探る。そのやり方で全国の支店を回っているんだよ。」
奈緒は田宮の含み笑いにゾクッとしたのであった。この後に自分が追い込まれる事になろうとは思いもしなかった。


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