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人妻の匂い〜男を狂わす淫香〜
【熟女/人妻 官能小説】

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淫行員-7

 翌朝、出勤してきた柳川を呼び止める京子。うしろめたさをもっと柳川は明らかに動揺した。
 「おはよっ!」
いつも通りの姿に安心した。他愛ない会話を交わし仕事を始めた。いざ京子を目の前にすると、もし浮気した事がバレーたら相当マズい事だと身に染みて思った。やはり尚美と優美の誘惑は断りもう二度と浮気はしまいと思った。
 仕事をしながら優美と尚美の姿をチラチラ見てしまう。まじめに接客する優美、真剣に計算機を叩く尚美を見ながら昨夜の2人の乱れた姿を思い出す。
 (とても本当はあんなにスケベでいやらしい女だなんて誰も信じらんないんだろうなぁ…)
特に尚美の姿を思い出すと思わずムラムラしてしまった。
 夕方、梨田が話しかけてきた。
 「悪い、柳川!今日残業できるか?」
特に用事はない。いつも梨田が遅くまで仕事をしているのでたまにはしておかないとマズいと思った。
 「あ、いいですよ。」
 「本当か?悪いな。どうやら川来が書類ミスして作り直ししなきゃならないみたいなんだ。いつもなら俺が残ってやるし嫌ではないがどうしても今日外せない用事があってな。助かるよ。頼むな?」
 「はい。」
梨田は去って行った。
 (川来さんと二人きりで残業…)
浮気はやめようと決めたばかりだと言うのに何かを期待してしまう。もしかしてまた誘われるかも知れない。柳川はそれを断れる自信がなかった。
 19時になると残業していた仲間が帰り始めた。そして残ったのは柳川と優美だけになる。しかし暫くは誰か戻ってくるかも知れない為、梨田は大人しく自分の仕事をしていた。
 「あの…」
 「えっ?」
気付くと背後に優美が立っていた。ビクッとして驚く柳川。
 「すみません。私のせいで付き合わせてしまって…」
 「あ、ああ、気にしないで?」
なんとなく意識してしまいよそよそしく応対してしまう。そんな柳川に優美は寂しげに言った。
 「昨日はあれから松田さんと素敵な時間を過ごせましたか…?」
 「えっ…い、いや…」
言葉に困る柳川。優美の顔が見れない。
 「私はあれから家に送ってもらいました。でも今頃柳川さんが松田さんとエッチしてるんだろうなって考えると胸が締め付けらて苦しくなりました。」
 「川来さん…」
 「私、柳川さんとのエッチ…、凄く良かったから…。だから松田さんに取られたの、凄く悲しかった…」
 「か、川来さん…」
今にも泣き出しそうな優美に動揺を隠せない柳川だった。


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