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花の咲くころ
【女性向け 官能小説】

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-6


そんな気持ちも舐められて、舌をあたしの中に入れられて。
気持ちよさに忘れてしまった。

ブルッときた感覚にしばらく身を任せていたら
駿ちゃんが顔をあげて
「花。愛してるよ」
と、そういいながら、あたしの中に入ってきた。

凄く痛くて
凄く怖くて
凄く幸せだった。

駿ちゃんはずっとずっと、あたしに可愛いって言ってくれた。
あたしの中で小さなコンプレックスが溶けて行くような気がする。

大好きな駿ちゃんにキスをされて
身体中を大切に撫でられて
そして好きだと言われる。

きっとこれ以上に臨むことなんかないんだと思うぐらい
幸せな感情に支配される。

「花。大丈夫?」
とあたしを気遣いながらゆっくりと動いてくれていた律動は
徐々に早くなってあたしの奥まで入ってきた。

あたしの1番敏感な部分で駿ちゃんを感じてる。

「駿ちゃん。大好き」
その言葉を聞いたまま駿ちゃんはあたしにキスをした。

すっぽりと抱きしめられた腕の中で
段々早くなるその動きに
駿ちゃんの息が荒くなる。

そのエロチックな行為に、初めてのくせに
「もっと」とつぶやいていた。

何回もあたしの名前を呼ぶ駿ちゃんに
あたしもギュッと抱きついて
ずっとずっと、駿ちゃんのそばにいたい。と、思った。


そのまま、痛い感覚と幸せな感覚と混ざり合ったまま
穏やかな波の中で駿ちゃんがあたしの中で果てた。




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