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夜羽球の会
【調教 官能小説】

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同化-4

 とにかくタツミは腰を動かした。佑香里の顔を見ているだけで、身体の奥底から精力が沸き上がってくる。
 ずっと目を合わせていると、時々気まずそうに佑香里が視線を外す。そのたびにタツミは一瞬たりとも目を離すなと佑香里に命令する。目を見つめ合っていると、だんだん自分と相手が溶け合っていくような感じがして、境界があいまいになっていくのに気付く。同化しているような錯覚にさえ脳が陥ってしまう。
 悲しいような嬉しいような、なんだか自分がすべてタツミに吸収されていなくなってしまうような感覚になって、無性に泣きたくなってしまう。目が少しずつ潤いを増していくのを、佑香里は自分で感じていた。
 こうして恥ずかしいところまで曝け出していると、本当に自分はタツミにすべてを握られているのだと思う。まさに、自分という存在をすべて捧げ、融解・同化・消滅しているような心地になる。もうこの人には逆らえない。自分のすべてをこの人に知ってもらい、自分のすべてをこの人の思うままに操ってもらいたい。そういう願いのような気持ちが沸き上がってくる。
 もっと膣を突き上げて、もっと自分を壊して、もっと自分を支配してほしい。佑香里は全神経を膣に集中させるようなつもりで、目一杯肉棒に食いついていた。

「ハァ、くそっ、もっと激しく動きたいな」
 タツミも気分が高揚してきたのか、佑香里をさらに強く求め始めた。
「おい、また体位を変えるぞ」
 タツミは佑香里を抱きしめたまま身体を起こし、今度はまた、自分が上になった。
 一度、正常位のような体勢になり、そのあと佑香里の脚を抱きかかえて、自分と佑香里の上半身の間にそれを持ってきた。佑香里は腰の部分で折れ返り、おむつを替えるときの赤ん坊のような格好になっている。腕はタツミの首にまわし、まるで恋人どうしのように抱き付いていた。いわゆる駅弁のスタイルのまま床に倒れ込み、脚をもっと上げさせたような体位である。
「いいぞ、この体位だ。佑香里のムチムチの脚も、ぷるぷるのおっぱいも、エロエロのメス顔も、全部見えるぜ」
「は、はひ……もっほ、もっほみへくらはい……」
 佑香里も脳髄が麻痺している。とにかく今はタツミにすべてを見られたいという欲望だけが頭の中を覆っていた。

「エロい舌垂らしやがって、この野郎。吸うぞ! 吸わせろ!」
「ふぁい! すっへ、わらひのひた、すっへくらはい……!」
 デロンと垂れていた舌がタツミの方にクイと突き出された。タツミはそれを唇で挟むと、ラーメンでもすするようにして口の中に吸い込んだ。
 口腔内で舌どうしが邂逅する。べちゃべちゃと唾液を塗り合いながら、お互いの味が味蕾を刺激する。脳がバチバチと発火したような感覚を繰り返しながら、タツミは必死に舌にむしゃぶりついた。

 精巣が上がって来て、射精の準備を始めているのを感じる。佑香里の方も、子宮が下りて行ってタツミの精液をより吸収しやすいようになっていくのを感じていた。
 ピストンが速くなり、またどんどん激しく突くようになっていく。より深くまで、より勢いよく、膣を抉るようにして肉棒が抜き差しされる。
 もっと膣を締めろ。そういうつもりで、タツミは右手で佑香里の乳首をつまんでひねりあげた。
「へひぃいいいぃ!」
 舌を吸われながら、佑香里は大きくいなないた。途端にぎゅっと膣が締まる。マゾヒストの体質だ。痛めつけられれば興奮し、性行為を潤滑にしてしまうのだ。
 こうなれば空いている左手も使いたくなる。同じように乳首を引っ張ってもいいのだが、どうせなら違う痛みを与えてみたくなり、タツミは佑香里の太ももをつねった。太ももは皮膚が薄く、脂肪が裏側と内側に偏るため、外側をつねられると結構痛い。
「ひゃふぅあぅぅ!」
 それでもやはり、佑香里の膣はキツさを増した。タツミは完全に佑香里の身体を操作しきっている。
 なんとなくの直感であるが、佑香里ももうすぐ絶頂に達するような気がした。ここでもう一気にラストスパートをかけて、佑香里がイクと同時に射精してやろう。そう思って、タツミはピストン運動のギアをマックスに挙げた。

「おらっ、イクぞっ! 射精(だ)すぞっ! オラッ!」
「あっあああっ、射精してっ、射精してくださいっ! 私もイキますっ、イクっ、イクイクイクぅぅううぅ!」
 下腹部から熱い液体が流れ始めたのを感じて、タツミは佑香里の舌を離した。最後は佑香里の声を聞いてイキたかった。
「いくぅううううううううううぅううぅぅぅ!」
 今日で一番大きな声を上げて、佑香里は絶頂した。膣がうねうねとうねる。それに刺激されて、タツミも精液を発砲した。出した途端にごくごくと飲み込まれて子宮に入っていく。子宮が意志をもって一滴残らず吸い上げようとしているようだった。
「飲めっ、俺の精液全部っ! 受精しろっ、孕めっ、孕めっ!」
「はいっ、受精しますっ、孕みますっ! ご主人様のザーメンで孕みますっ!」
 互いに力いっぱいの抱擁をしながら、二人はともにエクスタシーに浸った。





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