投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

花の咲くころ
【女性向け 官能小説】

花の咲くころの最初へ 花の咲くころ 22 花の咲くころ 24 花の咲くころの最後へ

-4


「しゅ、駿ちゃん。好きって・・・」
「花の事好き」

軽くお酒の匂いのする駿ちゃんは
あたしを抱きしめて鼻を首筋にこすりつけた。
セーブをしたと言ってるけど、結構酔っているのがわかる。

駿ちゃんが夢ちゃんをあきらめるために、忘れるために
あたしを好きだと言っているのなら。

いいよ―――
あたしを利用して―――

「あたしも駿ちゃんを好きだよ」

その言葉に少し驚いた後に駿ちゃんは優しく笑う。

ああ、この笑顔が好き。

「はな。一緒にお風呂に入ろう。洗ってあげる」

えええ?
それは!あたしにはハードルが高いんですけど!

「い、いいよっ」
「エッチなことしないから。一緒に入るだけ」
「ええっやだっ」
「俺が花を好きで、花も俺が好きなんだろ?問題ある?」

う〜・・・

「電気消してくれる?」
「んなことしたら、溺れるだろう?」
「でもっ」
「大丈夫。はなの裸は見慣れてるから。よく一緒に入っただろ」
「20年も前でしょ!」
「あっはっは。大丈夫。本当にエッチなことしないから」

そう言ってあたしの手を引いて
駿ちゃんはお風呂場に連れて行った。





花の咲くころの最初へ 花の咲くころ 22 花の咲くころ 24 花の咲くころの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前