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花の咲くころ
【女性向け 官能小説】

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「花。昨日と今日、夕方出かけていたのは夢に夕飯を届けるため?」
「うん」
「それは俺に言わなきゃだめだったな」
「ごめんなさい」
「俺、花に彼氏が出来たのかと思って。嫉妬したんだけど」

え・・・?

「出かけてたけど夕飯は出来てるって
夕飯を作ってから出かけたのかな。そこまでして出かけたいのかな。って
ヤキモチ妬いてたんですけど」

クスクス笑う駿ちゃんはもう私の手には負えない。
ゆっくりとあたしの身体を抱きしめて
首筋に顔をうずめた。

「ねぇ。キスしていい?」

キスと言われて夜中にされるキスを一瞬思い出して胸が痛んだけど。

「あたしの名前を呼んでくれるなら」

そんな子供じみた条件を出した。

「花。俺のはな」

そう言ってにっこり笑った後
駿ちゃんはあたしにキスをした。

初めはフレンチキス。
そのまま口の端をキスして、ゆっくりと舌があたしの口内に入ってきた。

そんなキスは初めてで
あたしは色々なものが訳が分からなくなってきた。
ゆっくりと口内を舐められ
ゆっくりと手が首筋を撫でる。

キスに気を取られて意識がそっちに向いている間に
駿ちゃんの手があたしのおっぱいをもんでいた。

「しゅ、しゅんちゃ・・・」
「ん?いやだ?」

乳首を洋服の上からかすめ取られ
初めての感覚に身体が全身で反応した。

「んっっ」

そんなあたしを見て駿ちゃんは
「ごめん。嬉しくて急ぎ過ぎた」
と手を離してあたしの頭を掻き抱いた。





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