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陶然とした眩暈の果てに
【近親相姦 官能小説】

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自宅警備員-29

親たちは今夜は出かけずに家にいるようだ。
彼は受信機のスイッチを入れた。
「あれ、何だ、ノイズがひどい。故障か?」
チャイムが鳴って、親たちが二階に上がってきた。
隣の舞の部屋に誰か来ている。
彼は部屋を出てなに食わぬ顔で舞の部屋に近づくと、興信所の探偵が彼の仕掛けた発信器を破壊していた。
家族が全員そろったところで探偵の男は「このタイプは受信するには50メートル以内にいなければ傍受できません」と説明した。
「娘の部屋を盗聴していた人がストーカーですか?」
早織が言った。
最近、郵便物が盗まれたり、下着が盗まれたりしていたらしい。そこで親父は警察に相談していたが、あてにならないとわかると興信所に依頼していたのだ。
「他の部屋や車にも仕掛けられていないか探してみましょう。最近は、空き巣などが一度侵入して完全に留守を狙って荒らすこともありますし」
「すぐわかりますか?」
「ええ、わかりますよ」
親父と探偵が話していた。
親父たちの寝室、リビング、さらに彼の部屋からも発信器が出てきた。
「とりあえず、見つけられた盗聴器は破壊しました」
探偵は思った。
この家族の誰かが盗聴していると。
探偵の直感は正しかった。
妻や娘や息子を監視していた父親はまた別の盗聴器をつけなくてはいけないと考えていた。

END


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