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陶然とした眩暈の果てに
【近親相姦 官能小説】

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自宅警備員-27

(親父はこんな気持ちのいいフェラチオをされてたのかっ!)
早織のフェラチオは絶品だった。
ぺニスが口の中でとろけてしまうと思った。
早織は初めは口で彼を満足させてしまおうと、必死で奉仕していた。
彼がたまに腰を揺らすが遠慮がちに腰を引いて快感から逃れようとする。
(かわいい、隆士さんはあの人みたいに奥まで突っ込んだりしてこないのね)
風俗嬢は彼が無理に突っ込んだりしなくても、巧みに射精を焦らしたりして、最後は口ではなく手コキで射精寸前にして、コンドームをかぶせて騎上位か正常位かバックを客に選ばせて挿入させる。
それに慣れている彼はフェラチオで射精するのに慣れていない。そのあとつきあった彼女たちはフェラチオがあまり好きではなかった。
早織はだんだん彼をいじめてみたくなった。
口の中で舐めまわしてみたり、先端だけをしゃぶって鈴口をチロチロ舐めてみたり、玉袋を揉んだり舐めたり……。
覗いていて興奮しまくっている彼が先走りの透明な牡の樹液を出して、あえぐと、ぞくぞくとした快感を早織は感じた。
夫にフェラチオをすると女を屈服させるように頭をつかんで、喉奥まで突っ込んでくる。そして、夫は自分が満足してしまうと萎えたまま眠ってしまう。
主導権を握っているのが自分だと早織がわかったとき彼を息子ではなく、年下の男として胸にきゅっとなるような甘酸っぱい思いが広がった。
オナニーを見られた恥ずかしさが、オナニーを見てこんなに興奮してくれたんだという感動に早織の中ですりかわっていく。
(まだ、いっちゃだめよ)
早織が艶かしい微笑を浮かべて立ち上がると、はぁ、はぁ、と息を乱している彼の手をつかんで服を全部ぬいでベットに仰向けに寝るように言った。
彼は早織の言うままに服を脱いで全裸になる。
早織が彼の全身を舐めまわし、たまにぺニスをやんわりと撫で上げる。
彼が乳房や尻をさわろうとすると早織は「さわっちゃだめ、じっとしてなさい」と言った。
彼は肛門まで早織に舐められた。
「また、しゃぶってあげる。口に出したかったらそのまま出していいから。全部飲んであげる」
早織と舞は母娘だけあって口元や目元など顔立ちが似ている。
彼は目を閉じて恍惚を感じながら、早織のフェラチオのじゅぷっ、ぬちゅっ、と音をさせ搾り取るような巧みさに翻弄されてしまっていた。
「……早織さん、もうイクッ、あああぁぁぁっ!!」
こくっ、こくっ、と小さく喉を鳴らして早織は射精が続いている間、ずっとぺニスを口から離さなかった。
「隆士さんの精子、お腹の中で泳いでるよ。ごちそうさまでした」
早織が照れながらおどけて言うと、彼の隣に添い寝するみたいに寝そべり頬にキスをした。
しばらく二人でそのまま抱き合ってじっとしていたが時計を見て「そろそろシャワー浴びちゃおうか」と早織が言った。
「夕食作らなくちゃ、何がいい?」
「カレー」
彼は早織のカレーが好きだった。
「わかった、おいしいの作るからね」
早織と手をつないで浴室でシャワーを浴び、ふらふらと彼は部屋に戻ってきた。
「なんか疲れたな」
そのまま彼は夕食までぐっすり眠った。
目をさますとすぐカレーの匂いに気がついた。
親父の暴言を聞き流しながら、彼はちらっと早織をみると、早織が微笑してくれた。
「なんかおかしいことあるのか、まったく反省する気がまったくない!」
親父は怒鳴り散らしていたが、彼は「おいしかった、ごちそうさま」とはっきり言った。
食後の一服がしたくて、彼はすぐに二階の自分の部屋に戻った。
「ごちそうさま」と言ったとき、早織がうれしそうにニコッと笑ったのを彼は見た。

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