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冥土の土産
【SF 官能小説】

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サツキ-5

 俺は7度目の射精を終えていた。それでも俺は8度目の挑戦の前にペニスの根元でクリトリスを捏ね回し、両手で乳房を掴んで揉み回し、乳首を指先で転がした。サツキも何度も逝っていたが本命?の逝きではなかった。結構痙攣もしていたが、何故かまだ余裕を感じられた。だがだんだん膣口の閉め方も弱くなり回数も少なくなって行った。
 人々が何十人も通り過ぎて行った。俺はその説明をしなかった。サツキにはこの現象が最後まで理解できなかったと思うが、説明しても彼女には分からなかったと思う。
 だから皆通り過ぎながら自分たちのセックスを目撃して知らん振りをしているのだと本気で思っていたらしい。
 その中で開き直ってセックスを公開していると言うか、逆にそれを楽しんでいる様子さえ見られた。
「まだ……糊がたっぷり余っているようだね。いったい何年分溜め込んでいたんだい。これが銀行預金なら億万長者だよ、全く。それじゃあ、またやるかい?」
 だがその言葉にはかなりの強がりが感じられた。2・3度ピストン運動をし始めた途端、急に小刻みに痙攣し出したのだ。
「ぁぁぁ……くっくっく……ぅぁぅあ……はぁぁん……き……きた……はぁぁぁ」
 ぴくっぴくっぴくと体が小刻みに震え始めたので、俺は腰の動きを速めた。カクッカクッカクと上半身がぴくつくと、膣口がそれに合わせて振動した。
 俺はサツキの三白眼が更に上に上がって白目が大きくなっているのを見た。
「ぁぁああ……良い……良い…良い……はぁぁぁぁああぁぁぁぁ……逝くぅぅぅ」
 俺を咥えたままサツキは足を絡ませ、全身を固 くしてのけ反った。そして俺は8度目にサツキの膣内に射精した。
 ドクドクとザーメンが膣内に溢れるのを感じながら俺はサツキの体が透明になって行くのを見た。終わったと思った。


 




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