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社会のゴミ
【その他 官能小説】

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社会のゴミ-7

 
K刑務所の面会室で女が言った。
「あんた、同じ房で自殺者が出たんだってね。あんたも変な気をおこしちゃ嫌だよ」
「ああ、これは秘密だが、あの死に方を冗談混じりで教えたのは俺なんだよ。まさか本当に死ぬとは思わなかったがな。ところでいい格好して来たな。最近は暮らしも楽になったのか?」
 女は声を低めた。
「実はお金が入ったのさ。でもそのことは秘密だって金をくれた人は言うんだ。これにはあんたが……」
「しーっ、それ以上言うんじゃねえ。暮らしが楽ならそれでいいじゃねえか」
 男は面会を終えると房に戻り、待っていた仲間に言った。
「奴は約束を果たしたみたいだ。だが分からないのは、あいつが被害者遺族とどういう関係があるのか皆目見当がつかない」
「良いってことよ。俺たちには家族に金が入ったし、社会のゴミが1人消えただけで、誰も文句はいわねえよ」
 そこまで言うと男達は何事もなかったかのようにそれぞれのベッドに向かった。



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