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未亡人遅咲き淫花
【熟女/人妻 官能小説】

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未亡人遅咲き淫花-7

(5)


 初体験といっても、少女のようなまだ青い果実と、熟した女陰とはちがうものらしい。初めこそ痛みを訴えたものの、二度目には身を反らせて片倉を迎え、無意識だろうが、男を引き込むように腰を煽った。

「ああ、片倉さん、あなたが入っているのがわかるわ。いっぱいになってる」
手を伸ばして結合を確認したりした。
「ほんとに入ってる」
「すてきですよ。久美子さん」
「片倉さん……」
脚を絡めて引きつけてくる。
 好奇心も花開いたようで、繋がっているところを見たいと言い出した。
「入ってるところを見たいの」

 片倉は大きな三面鏡に向かってスツールに座ると、
「さあ、後ろ向きになって」
「どうするの?」
「後ろから入れるんです」
「そんなことできるのですか?」
脚を開かせ、突き出したお尻を抱えて宛がった。
「そのまま座ってください」
「あうう……」
ぬっと差し込まれた。
「どうです?見えたでしょう」
のけ反った久美子が正面に目を向けた。
「あらやだ。ほんとに」
反りかえったペニスが割れ目に食い込んだ図である。
「すごい……こうやっても入るんですね……」
腰を上げては、下げ、
「ああ、出たり入ったりしてる」
夢中で鏡と股間を交互に見比べていた。
片倉も自らの行為は初めて見る光景であった。アダルトビデオを観ているようで昂奮した。 


「セックスってすごいことなのね」
立ち上がって抜き去ると、ぬめりにまみれたペニスを掴んだ。
「ぬるぬる。これ、あたしから出たんですね?」
「そうですよ。知ってるでしょう?」
「ええ……それは……」
「それがあるから挿入がしやすくなるんです」
「そうだったんですね……そのために……」
久美子は舌を伸ばして亀頭をぺろぺろと舐めた。
「ふふ……おちんちん……」
妖艶な眼差し、淫靡な微笑み。
彼女の思考、感覚の拠点が完全に宙に浮いていると思った。

「これまで、どんな時に濡れました?」
「どんなって……主人と、ベッドで……」
「他には?あったでしょう?」
「他にって……どうだったかしら……」
うろたえてはにかむ表情が可愛い。
「オナニー、したことは?」
「オナ……」
「あるんですね?」
「いえ……」
「ここを、自分で触ったんでしょう」
「キャ……」
抱き抱えてベッドに倒れ込んで割れ目に指を差した。
「ううう!」
「オナニーしたんですね。こうやって指を使って」
クリトリスを弾いた。
「ひ!」
「したんだね。久美子」
「は、はい。しました」
「どんな時にしたの?」
「それは……あう!……いろいろ……あう!」
 片倉の指が秘核に触れる度に女体は反応する。液量満タンの泉である。
この脂ののった体だ。さぞ持て余していただろう。

「オナニーをしてみせてください」
「え?」
「いつもしているようにぼくに見せてほしいんです」
片倉は硬く反ったペニスをぐいっと見せつけた。
「その後に、入れます」
彼女を見据えて言うと、久美子は言葉を呑み込んで、ゆっくり脚を開いた。

 久美子の指が自らの割れ目に浸され、亀裂をそっとなぞってゆく。
「ああう……」
胸がせり上がる。妖艶な瞳が片倉を見上げ、口は半開きになって赤い舌が蛇のように覗いた。
「はあ、はあ……」
 指は秘核を捉えて小刻みに擦っている。
(オナニーはちゃんと知っている……)
それなのに『性交』を知らなかったとは……それもいい大人が、夫婦共々である。いくら考えても不可解であった。

 M字に開脚した久美子は局部を晒して片倉の目を離さない。
(まるで挑発しているようだ……)
 核をくりくりと擦りながら、久美子は自ら行為を拡大した。一方の手が秘口に伸び、二本の指が差し込まれたのである。そして抜き差しが始まった。潤った襞肉が捲れ上がって卑猥な音を立てる。
 オナニーを見せてくれとはいったが、
(ここまでするか……)
片倉の昂奮は限界をきたしつつあった。

「片倉さん……あなたが欲しいわ。もう、あたしのココ、泣きだしそうよ」
エロチックな唇が濡れて喘ぎを洩らす。気品ある顔は淫らな微笑みを湛えていた。
(たまらない……)
 片倉は久美子にのしかかると劣情を埋め込んだ。
「うう!片倉さん!」
「久美子!」

(これは、すごい……)
久美子の体が微妙に波打つと合わせたように女筒も蠢いてそこに棲みついた生き物のように絡みついてくる。
「片倉さん……あたし、おかしくなっちゃう……」
生温かい久美子の息が触れてくる。
「狂っちゃいそうよ」
「大丈夫。夢の世界へいくんですよ。ぼくが連れていってあげます」
(久美子。調律してあげる……)
音律を整え、酔いしれる旋律を奏でるんだ。そして二人のハーモニーが絶頂の響きへと盛り上がっていくんだ。
 片倉は久美子の胎内に溶け込んでいくような心地に陥っていった。
   


 



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