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四郎の企み
【レイプ 官能小説】

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犯行-1

四郎は道沿いに車を止め、タバコを吹かしていた。
あれから女を犯してやろうと道具を揃えていたが、なかなか機会に恵まれずにいた。
ここは四郎のアパートからもそう遠くない、犯行に持って来いの暗い道である。
人通りも全くと言っていい程無いが、肝心の獲物も無い。
(なかなか、うまい具合には行かないもんだな)
そう思っていた矢先に、窓の外を青いものが通り過ぎた。
女なのを確認すると、四郎は窓を開け、うわずりながら声をかけた。
「あ・・あの〜ちょっとすいません」
「え!?・・・あ・・はい?」
女はびっくりした様子だったが、こちらに近づいて来た。
青い服だと思ったのは、どうやらジャージ姿だったようである。
(お・・来たよ来たよ・・呼んでみるもんだな)
未だかつて、四郎から女に声をかけた事など皆無であったので、それだけでちょっと感動していた。
四郎は興奮を抑えながら、モソモソと話しかける。
「あの〜 〇〇駅へ行きたいんですけど・・」
「あ〜 〇〇駅ですか?ここからだとちょっと分かりづらいんですけど・・」
屈託なくその女が説明をはじめる。
四郎は説明をする女の顔をマジマジと見つめる。
(かわいいじゃねーか!つか学生か?)
ここに来ての引きの強さに、我ながら驚く。
と同時に、律儀に説明をしている女の声に聞き惚れる。
(かわいい声だな〜。あのバイト女とは大違いだ・・・)
「あの〜・・・・分かりました?」
一通り説明を終えた女が聞いてきた。
「あ・・いや・・ちょっと・・分からなかった・・な・・」
四郎はうろたえながら答えた。
「あの〜・・どうでしょう?・・・車に乗せるんで・・案内してもらえんでしょうか?」
四郎は願う気持ちで女の顔を伺う。
「あ〜・・それはちょっと・・・ごめんなさい」
唐突の申し出に女は困った口調で答えた。
「ああ・・いや・・そうですよね?・・すいません分かりました。後は探しますので・・」
四郎は焦ってその場を取り繕った。
「あ・・はい・・大通りに行かれましたら、分かると思いますよ」
女はペコリとお辞儀をすると、車から離れた。


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