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好き…だぁーい好きなんだからっ!
【幼馴染 恋愛小説】

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幸せから一変…-4

まさかの2杯目突入、80年代のタレントのポスターやその当時に人気だった漫画の復刻版が置いてある地元古風なラーメン店で、横で激しく音を立て、塩ラーメンを平らげる
彼女、客が大勢いたら注目されてたかも、はー良かったこの日はあんまり客がいなくて

僕も失言だった、何でもするって、もし彼女が「なら打ち明けてよ」何て言われたら
でもそれをあえて訪ねず、こんなラーメン一つで清算する…何て、やはり彼女は面白く
明るい、そういう所が好きだ。

それに引き換え、僕は、自分が二十歳までしか生きられないからって余計に深く考え過ぎ
一緒にいると辛くなるとか思って、無意味に大好きな彼女カラ避ける…何て馬鹿な事

此間馴染みの先生から再度僕の病について訪ねるも結果は同じ「クイの無い人生を」
と申し訳無さそうに言ってきて、解りきった事を訪ねた僕まで何だか悪い事した気になり

二十歳まで生きれないからそれが何だ、一緒に居られなくなるから何だ…
それで今、大好きな彼女から避けお互いに傷つき合う何て、僕が逃げているだけだ

何日かそれで彼女から避け、最初はそれで大好きな彼女を見ずに済み気持ちが楽になった
ものの、後で何かが足りない事に薄々感じ目が覚めた訳で。

正直今でも彼女といて苦しい思いをしないと言えば、嘘になる。
大好きな彼女と居れば居るほど、二十歳と短い生涯で、その彼女と別れるのだから

先生も言っていた「クイの無い人生を」って、なら最期の時が来るその時まで
明るく大好きな彼女と共に過ごそう、最期の時が近づけば流石に隠している事も分かり
彼女は間違い無くショックを受け、傷つくだろう、だがそれも運命。
だから今のうちに精一杯彼女と過ごそう、それが一番なのだから。

と、思考を巡らせて居る間にも、ズルズルと音を立て麺をすする杏

「ねぇ、3杯目いって良い?」
「もぅー、どういう胃袋してんのさ、良いけど、これでラストだよー」

こんなやり取りも他の健全な人からしたらほんの僅か

僕は無邪気に麺をすする彼女を愛おしく見つめた





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