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フロッケンベルクシリーズ 設定集
【ファンタジー その他小説】

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国、地方設定-2


【ロクサリス王国】


*魔法を何よりも重んじ、魔力の高さが全てにおいて重要視される国。家督も王位も年齢や性別ではなく、魔力の高い者が継ぐ。

*魔法使いは子が出来にくいという特徴のため、他国より一夫多妻もしくは一妻多夫の意識が、広く浸透している。
特に位が高い家では、いるほうが当たり前で、側も正とほぼ同等の地位を持つ。

*魔術ギルドがあり、『庭園』と呼ばれる広大な薬草園を有している。


*国石 エメラルド(魔力を高める石と信じられているため)

*国の色 緑

*国旗 未定


*主に舞台となる話
『毒姫に捧ぐ前奏曲』『氷炎の魔女 若き日の憂鬱』



【イスパニラ王国】

*かつては放牧と農業の国だったが、とある野心家の王が近隣諸国を次々に攻め落とし、一一代で広大な軍事大国を作り上げた。
その後、武力による大陸統一を目指し、ガンガン他国に攻め込む、非常にハタ迷惑な黒歴史が始まる。

*シシリーナと同じ唯一神の信仰が一般的だが、多数の派閥に分かれている。シシリーナの教会とも仲が悪い。軍の方が強く、教会関係者はあまり力を持たない。

*「異種間交際フィロソフィア」の時代では、教皇庁というものが設置され、魔物から民間人を守る「退魔士」という職業軍人が存在する。

*何かとテンションが高い国民性で、特にエイプリルフールには大張り切り。

*王宮の特徴
石灰岩で作られ、二重の高い塀と堀で守られている。
華麗さよりも重厚さと実用性を重んじ、宮殿というより要塞の雰囲気。


*国石 ルビー(勝利の石と信じられているため)

*国の色 赤 (昔は赤ワインの色として。 その後は血の色として)

*国旗 真紅の地の中央に、金色の獅子の横顔、背景に鋤と剣のクロス


*こぼれメモ
領土拡大の最盛期は、『満月綺想曲』のあたり。
リカルドが王位を継いでから、各地の植民地の実態を厳重に調査し、兵の堕落や横暴で破綻寸前の事実が判明したため、内政安定にシフトチェンジした。


*主に舞台となる話
『満月綺想曲』『異種間交際フィロソフィア』




【隊商】

*定住をせずに、大陸中を幌馬車で行商しながら巡る人々。
流通の不便な辺境では重宝されるが、大都市ではいつの時代もあまり好かれない。

*戦乱時代を最盛期に、徐々に数が減り、自治都市などに定住する者が多くなる。

*バーグレイ商会→バーグレイカンパニーと、貿易会社になった例もある。



【自立都市】

*王家を持たずに、数年ごとに選挙で代表者を決める、都市規模の小国群。
実際には、選挙に出るだけでもかなりの地位や金銭が必要なため、代表者はおのずと限られてくる。

*移民を気軽に受け入れる都市が多く、ハングリー精神旺盛。他国の技術も魔法も「使えるもんはドンドン持ってきな!」が、モットー。

*いろんな宗教の人々が住むため、施設も多数が存在する。
仲の悪い宗教同士がケンカすることもあるが、高い罰金をとられるので、大抵は「ケッ!」程度でスルー。


【二重都市《デュアル・カスター》】


*自治都市の一つ。
正式名は違うが、地上と地下に二つの街があり、殆どこの通称で呼ばれる。

*地上部は豪華な富豪の邸宅が並び、きらびやか。高級娼館も多い。

*地下街は広く、貧困民の居住区が半数。もう半数では、いくつものマフィア的組織が魔獣の製造研究・販売をしている。

*魔獣使いという職業は、たいていがこの組織のどれかに組みしている。

*こぼれメモ
「異種間交際フィロソフィア」の時代でも存在しており、世界で最悪最大の犯罪地域となっている。


【東の国】

*大陸の東側に位置する島国。

*長い間、大陸から隔絶されていたせいで、島民は王家を除き全員が、白銀の髪と赤い瞳という統一された容姿。顔も似た物が多い。
(実際は、島全体が海底城の実験場で、島民は蟻の遺伝子を組み込まれた実験体たち)

*キモノに木造な和風の文化。

*完全な女性上位社会で、戦士の九割以上が女性。女性は男性より身体能力に優れ、身長もほぼ等しい。(男性は専業主夫が多い)

*女王だけが黒髪で、絶世の美女といわれている。代々の女王は同じような容姿をしている。また、女王は自分一人で子を数人産み、そのうちで優れた一人だけが生き残る。

*魔法を異様なまでに嫌い、魔法使いや錬金術師は入国すら許さなかったが、時代がさがるとともに、寛容になっていく。ただし、「女王様万歳」「女こそ強くあれ」は、未来においても持続中。



【大陸東端の国々】

*中華系の文化を持つ小国群が乱立している。
符呪や漢字を使った、独自の魔法は、東端魔法《イースタンマジック》
と呼ばれ、ロクサリスやフロッケンベルクで使われる西魔法《ウェスタンマジック》と区分される。


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