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変容
【教師 官能小説】

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変心-8

 その後のことを恵はあまり覚えていない。

 心身両面において限界を遙かに超えていた恵は、あのまま気を失ってしまったからだ。

 気がつくとベッドに寝かされていた。手の拘束はそのままだが、紐から革製の手錠になっており、締め付けられる感じはない。服は全て剥ぎ取られ、全裸の身体に毛布が掛けられている。顔や身体も拭いてくれたのだろう、唾液や精液の嫌な臭いもなくなっていた。それだけではない。室内の様子も大きく変わっている。

 まず、死体が無くなっていた。替わりに部屋の隅には消臭剤だか、芳香剤だかが置いてある。唾液や愛液、精液で汚れていた床も綺麗になっていた。そして、次に目に入ったのはベッド下にある物体だった。それを見た時、恵は自分が助かったのだと痛感した。

 そこに置いてあったのは、3つのペット用の大きな皿で、その中には水とご飯とスープが入っていた。

 恵は痛みに悲鳴を上げる身体を起こし、ベッドから降りて大型犬用の皿に近づいた。跪いて首を伸ばし、バランスを取りながら水の皿に口を付けた。
 口をすぼめ、水をすするその姿は、とても他人に見せられるものではなかったが、今はそんなことどうだっていい。目を剥き、ふらつきながらも必死に命の水をすすっていた。

 やがて渇きが癒されると、恵は次にご飯を食べ始めた。何日間も絶食した後だ。固型の物を口にするのは心配だったが、皿に盛られたそれは、柔らかなお粥だった。
 今度も恵は口を突き出したが、水と違い上手くすすれない。仕方なく恵は舌を出してイヌのように舐め取り始めた。

「ピチャ、ピチャ、ピチャ。」

 汚らしい音が部屋を満たす。その姿は犬猫と同じだ。こんな姿を担当していた生徒が見たら、どう思うだろうか…。しかし、恵は喜んでいた。
 数日ぶりのご飯は薄い塩味で、今まで食べたどんな豪華な食事より美味しかった。時折バランスを崩し、顔がお粥に突っ込むが、そんなことはどうだっていい。今はただ胃の腑を満たすことだけが全てだった。

 恵はその後、スープを飲み、再びベッドに横になった。手と口を器用に使い、毛布を自分の身体に掛けると、久々に満たされた状態で深い眠りについた。



 ドアが開く音が聞こえ、恵は長い眠りから目を覚ました。
 どれくらい眠っただろうか。かなり頭がすっきりしている。身体はまだ痛むが、ほとんど気にならない程度にまで回復していた。

 男は手に持った2つのビニール袋のうち、小さい方の袋からペットボトルを取り出すと、フタを開け水を飲んだ。

「飲むか?」

 そう男に問われ、ベッドに横になったまま恵はうなずいた。
 しかし、そこで気づく。

 自分は全裸だ。

 体力、気力が戻ってきた恵は気恥ずかしさを覚えた。男の小便を飲み、口を犯され、背後からレイプされた。気を失った恵の身体を拭いたのも男だろう。今更恥ずかしいも何もないものだが、長年染みついた感覚はそう簡単に無くならない。

 ベッドの上でためらいを見せる恵に男は近づき、一息に毛布を剥ぎ取った。
 恵は身体をくの字に曲げ、横を向いたままだ。
 男は恵の髪の毛を掴むと、無理矢理上半身を起こさせ、そのまま頭を後屈させる。恵の顔が天井を向いた。
 髪を掴む手はそのままに、もう一方の手にあるペットボトルに口をつけ、男は水を口に含んだ。そのまま顔を恵の口に近づける。

 限界まで首を曲げられ、上を向かされた恵は、口移しで水を飲まされるのだと思った。当然、拒否しようと思ったが、すぐにあの時のことを思い出した。激しく叩かれ腫れた尻は今でも少し痛む。

 思い直して仕方なく口を軽く開けた時、男の顔は恵の頭上10センチのところで止まった。

「ブゥッ!」

 男は口に含んだ水を霧状に拭きだした。瞬間的に目を閉じた恵の顔は、男の吹いた水によって全面が水浸しだ。
 あまりのことに呆然とする恵をよそに、男はもう一度水を口に含むと、今度こそ恵の口に己の口をつけた。いきなり入り込んで来た水に、慌てながら、恵は水を飲み下していった。前髪や顎からは水が滴っている。

 すぐに水が尽き、口の中が空になっても、男は口を離さなかった。
 そのまま、舌を出し、恵の口腔内を蹂躙する。

 口の中を暴れ回る男の舌に、それを押し出そうと自らの舌を使ってみるが、その舌は吸われ、巻き込まれ、完全にディープキス状態だ。もともと首が思い切り後ろに倒されている状態では、口を閉じることも難しかった。

 やがて、恵は抵抗を諦めた。男の好きにさせる。
 たっぷり3分は口を吸われ続け、ようやく解放された時、恵は深い呼吸をした。

 更に深呼吸をしようとした時、恵は掴まれた頭を先程とは逆の方に引っ張られ、ベッドの床面近くまで顔を引きずり下ろされた。
 そしてそこには、いつの間に出したのであろうか、男の陰茎が隆々と恵を待ち構えていた。

 全く抵抗する猶予もなく、男のペニスは恵の口を割って入ってきた。

「ウプッ!」

 いきなり激しく出入りするペニスに、嘔気が沸き上がったが、男は一向に気にしないで、恵の顔に向かって腰を打ち付ける。恵は仕方なく口をすぼめ、陰茎を頬張り続けるしかなかった。

 そのまま射精まで続けるつもりかと思われたが、激しい出入りを何回か繰り返した後、男は陰茎を引き抜いた。そして、また髪を引っ張り、恵を仰向かせてキスをする…。

 キスとイラマチオが交互に、何度も執拗に繰り返された。


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