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人妻の匂い〜男を狂わす淫香〜
【熟女/人妻 官能小説】

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匂い-4

 残業で職場に残っている若い男性行員達が缶コーヒーを飲みながら談笑している中、尚美の話題になった。
 「尚美さんていい匂いするよね。」
 「あ、分かる!他の子とは違うよね。センスいいよね。」
 「甘ったるくなくて品がいいよね。」
褒める男性行員達だが、1人の行員がボソッと言った。
 「だけどさぁ、あの匂い嗅ぐとさぁ、何だが興奮するんだよなぁ…」
すると全員の目つきが変わる。
 「お前も…?実は俺もなんだよ。」
 「俺もだよ。なんか勃起しちゃうんだよな。」
 「俺も!頭がおかしくなりそうなくらいムラムラしちゃうんだ!」
胸の内に閉まっておいた言葉だが、みんな同じ気分だったと知り気持ちを共有する。
 「いい女だよなぁ、奈緒さん。若い子には無い何かがあるんだよね。あの滲み出るいやらしさが何とも…」
 「分かる分かる!何か無性にヤリたくなるんだよな!」
 「ああ!奈緒さんと話したら、今すぐにでもシコシコしたくなっちゃうんだよ、いつも。」
 「俺、何回奈緒さんでヌイたか解らないぜ!」
 「俺も!」
みんな同じ気分だったと知り盛り上がる。
 「奈緒さんのデスクの周り、あのいい匂いが染み着いてるもんな。」
 「あ、お前もしや密かにみんな帰った後、椅子の匂いとか嗅いでるだろ!」
 「お、おまえこそ!置いてあるブランケットでシコってんじゃねーのか!?」
そう言い合って視線が合うとお互いニャッと笑った。
 「な〜んだ、みんな同じだったのか!ハハハ!」
行動が同じで安心する。密かな楽しみをシェアした3人はある行動に出る。
 「なぁ、奈緒さんのロッカー、漁ってみねぇ??」
全員の目が輝く。
 「いいねぇ…。」
1人では思っていてもなかなか行動に移せなかったが、密かに奈緒に想いを寄せている共通意識を確かめると欲望はもう止められなかった。3人は女子更衣室に向かう。
 「ついでに他の女のロッカーも漁るか!」
 「いいねぇ!」
興奮を押さえきれない人。密かに抱いていた願望がいよいよ叶うのだ。胸が躍る。先頭をきって悪行に喜びを隠せないのが若手のリーダー格の梨田豊だ。同じ歳の香川秀行とはプライベートでも良く行動を共にしている。1つ年下の向井隆史は先輩にも敬語を使わない今時の青年だ。ここにはいないがこの3人の使いっぱ的存在の23歳の柳川晴信という行員もいる。
 「でも尚美ちゃんは柳川の彼女だろ?尚美ちゃんのロッカーも漁るのか?」
 「柳川は付き合ってる気でいるんだろうけど、尚美ちゃんにとってはセフレだよ。だって一昨日尚美ちゃんとヤッたぜ?」
 「えっ?マジ??」
 「ああ。その時言ってたもん。昨日田宮部長とヤッたって。」
 「マジか〜!柳川可哀想♪尚美ちゃんはヤリマンか〜!」
 「ああ。頼めば多分ヤラせてくれるぜ?」
 「今度頼んでみようかな!しかし田宮部長、モテモテだね。」
市民から見れば親しみやしく信頼ある銀行だが、中に入ればそこらの人間と変わらぬ行員が勤めているのであった。


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