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人妻の匂い〜男を狂わす淫香〜
【熟女/人妻 官能小説】

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匂い-2

 奈緒が思うに、田宮がモテるのは十分頷けた。仕事上に注意する時もそうだが感情に任せて怒鳴り散らさない。ソフト過ぎずに理論的に整然とした言葉で指導している。どこをどうするべきかのフォローの言葉もしっかりと伝え、部下は迷わず適正な処理が出来る。褒める時も簡潔に簡単に褒める。逆にそれが部下にとって仕事がしやすかったりする。部下に媚びずにしっかりと対応する田宮は格好良く見える。まさに理想の上司だ。
 身なりも良い。センス抜群でほんのりいい香りがする。田宮と会話する女性は殆どが目がハートになってしまう。奈緒以外は…。
 「さっき見つめられたらさー、もう私、イッちゃいそうでしたぁ〜♪」
えげつない言葉に返す言葉がない奈緒。
 (イッちゃいそうって…)
若い女の子内では普通の会話らしい。
 「田宮部長ね、アレ、凄く大きいんだよ?♪」
抱かれた事のある松田尚美がニヤニヤしながら言った。
 「マジ〜?で、巧いの??」
 「もう最高!」
 「や〜ん!!」
奈緒にとって恥ずかしすぎる会話だ。
 (凄いわね、今の子って…。ま、私みたいなオバサンなんか相手にはしないだろうしね。関係ない関係ない。)
特にモテたいとも思わない奈緒は身なりも普通だしメイクもナチュラルだ。よく美人は色々手をかけなくても得だねと言われるが、そうではない。あまりメイクとかを気にしないだけだ。旦那が自分を好きでいてくれる以上、何の問題もなかった。格好良い上司にキャーキャー騒ぐ女子行員を対岸の火的に客観的に見ていた。
 旦那に持つ唯一の不満はセックスだ。特に最近めっきりと回数が減った。月に一度求めてくるに止まっている。確かに30歳を過ぎて性欲溢れる男も嫌だが、逆に女は30歳を過ぎると性欲が高まるようだ。奈緒も例外ではなかった。しかし自分から求めるほど大胆な性格ではない奈緒。浮気をしている様子もないし、一般的にそんなもんだと思いながら生活をしていた。


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