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磯崎恵利子 15歳の受難
【レイプ 官能小説】

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黄昏の刻 ☆-1


 駅に隣接するコインパーキングに用意された車両に、少女が運び込まれた時には薬物の効能により意識も無く昏睡状態であった。

同時に移動を始める車両内おいて、連続強姦魔である男の緊張感と昂揚感はピークに達していた。
目的地まで車での移動時間は、事前に繰り返されたシュミレートにより10分の距離である。

しかし実際にそれが待ち遠しく、永遠とも感じられる程遠く感じてしまう心境にあった。
まるで現金輸送車で“金塊か宝石”でも輸送している気持ちである。

 誰かが事の異常さに気付き追跡して来ないかと、在らぬ疑念に囚われる精神状態であった。
運転しながらルームミラーに目をやる回数が、通常のそれと大きく異なり尋常では無い回数確認している事に改めて気づかされる。

落ち着きを取り戻す為に汗ばんだ両手を、車内にあるウェットティッシュ数枚を束ね拭き取る。

(手の焦りは、心の焦り)
高校時代に、重要な試験に望む前の心得として聞いた言葉をふと思い出し実行する。
今の自分を知ったら、その言葉を生徒に向けた女性担任は卒倒するであろう。

過去の記憶を思い出していると、対向車も疎らな県道に入って行く。
交通量の少ない道路に関わらず、タイミング悪く三回連続で赤信号で停車する事になる。
若干の苛立ちを覚えるも、ルームミラーを確認すると後続車は無く安堵を得る。

目的のラブホテルまでもう少しの距離であるのだから、ここへ来て可笑しな焦りや粗野な運転は禁物である。
そこに到着し少女を室内に運び込めれば、後はもう自分を咎められる存在は無い。

 しかし信号待ちの十数秒にも関わらず、オートマのシフトをパーキングに入れる。
周囲の歩道に人影も無く、後続車や対向車も無い事を確認する。

ほんの数分で到着するのに、どうにも抑えきれない衝動が男を駆り立てる。
シートベルトを外し上半身を捩り、後部座席に向け右手を伸ばす。
仰向けでシートに身を横たえる可憐な少女に対し、とりたてて拘束は加えていないしその必要もない。
薬物の効果効能時間等は、十分理解した上で使用している。

それでも万が一、念の為、いろんな言葉が頭に浮かび手先を少女の口元に運ぶ。
しっかりと呼吸を感じた事に、違った方向性の緊張が解ける。

まさかとは思われたが、薬物自体当然ではあるが劇薬である。
(使用量を誤れば……)
そう一瞬危惧するのが当然である。
それは“宝石を石ころ”に変えてしまうのであるから

 その行動の本質は、実は違うところにあった。
まだ信号は“赤”である。

右手を胸元まで下ろし濃紺の制服越しに、その“鼓動”を確かめようと試みる。
本当は試みる訳でも無く、必要も無いのも理解している。
呼吸があるのだから、胸の鼓動が無い訳は無い。

白色と濃紺のコントラスト眩しい中間服上から、胸元の膨らみを鷲掴みにして数回揉みしだく。

(着痩せするのか?)
そう思わせる程に、似つかわしく無い程のボリュームに驚かされる。
それと同時に、期待にこちらの胸の鼓動が高鳴り始める。

信号は、“赤”であった。

衝動が抑えきれず、制服のスカート裾に指先を伸ばし無遠慮に腹部まで捲り上げる。
陶器人形の様に透き通る白い太腿には、青白い静脈が薄ら浮かび上がっている。

その太腿付け根部分に目をやると、少女の中心を包み隠す布切れがしっとり汗を吸い張り付いている。

 淡いピンク色をしたその薄い布切れに、千章流行は少年時代を呼び起こされる。

(佑香、石崎佑香)
ふと懐かしくも、欲望が刺激される名前が口元から零れ出る。
今から20年以上前の記憶が鮮明に呼び起こされる。

憧れの少女、石崎佑香との記憶。
佑香の幼い胸元、恥毛疎らな下腹部、そしてあどけない口元を穢す体液の記憶。

我慢出来ずに、右手指先を太腿付け根の狭間に割り入れ挿し入れる。
薄布コンマ何ミリか越しに、ジットリとくぐもった熱を指先に感じ取る。


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