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ポニーテールを解いてくれ
【制服 官能小説】

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ポニーテールを解いてくれ-3

 部屋の大半を占めるダブルベッドはピンクの花柄の布団で被われ、仄暗い照明も紗を通してうっすらとピンク色に室内を染めている。こういう場所に入るのは結婚前に妻と通って以来だ。やはり淫靡な雰囲気である。
 私たちは部屋の片隅の小さなテーブルを挟んで向き合った。

「こういう所、よく来るの?」
「たまにです」
「知らない人と?」
「そうですね」
平然と笑みさえ浮かべながら答える。内心呆れながら、
「危険だと思わない?」
「危険じゃない人を選ぶんです」
「選ぶって、見かけじゃわからないよ」
「いままでひどい人はいなかったわ」
どういう感覚なのだろう。
 ひどい人、とはどういうことか、よくわからない。乱暴をしなかったということなのか。セックスをしたのか。話をしただけで別れたという意味なのか。

「いままでどんな人と来たの?」
「落ち着いた中年の男の人ですね」
「僕は落ち着いてはいないけどね」
「やさしい感じがするんです」
「そうかな……」
小心者なのだ。それを感じ取ったということだろうか。この男なら手を出してはこない。……しかし、ラブホテルの部屋で二人きりなのだ。その気にならないほうがおかしい。

 それにしても何が目的なのか理解に苦しむ。したことはないが、援助交際という付き合いもあるらしい。金を払って若い娘とデートをする者もいるようだ。自分ではとてもできないが……。

「ホテルに来て、話をするだけ?」
「さあ、どうでしょう」
少女は大人びた笑いを向けて立ちあがると冷蔵庫からビールとウーロン茶を取り出した。動きがごく自然で、彼女に抱いていたイメージが揺らいでくる。密室に男と二人きりでいるというのに、見る限り緊張もしていない。
 ビールを私の前に置き、自分はウーロン茶を一口飲んだ。
「こんなところへ来れば男の考えることはみんな同じだと思うよ」
「わかります」
「じゃあ、それを承知で?」
「ふふ……」
妖艶さを含んだ笑みである。
(相当なしたたか者なのだろうか……)
言葉遣いも今時の高校生とは思えない。

「体を求められたらどうするの?」
「その時の気分によって、かしら……」
「乱暴してきたらどうするの?」
「だから、そういう人とは来ないの」
自信ありげに言う。
「紳士的な人は見てわかります」
紳士的……。少女には不似合いな言葉だ。聞こえはいいが、裏を返せば臆病な男と見極められたことなのかもしれない。

「その時の気分って……今夜は、どんな気分なんだろう……」
「うーん。微妙」
「微妙か……」
私は思い切って訊いた。
「デート代を払わなきゃいけないかな?」
「そういうのはないわ。別にお小遣い困ってないから」
「お金持ちのお嬢さん?」
「ふふ……」
少女は答えず、ジャケットを脱いでベッドの上に投げた。女が服を脱ぐ所作は何ともエロチックなものだ。
 上着に隠れていた膨らみが現われた。私の自制心が揺らぎ、それを見透かしたように少女は脚を組んで太ももを覗かせた。パンストを穿いているが若い肌が浮き出て見える。
(挑発している?……)
嫣然と微笑みながら乳房の下に両腕を交差させた。
(美しい……)
煌めく少女が手を伸ばせば触れるところにいる。……
 少女は目を細める表情を見せ、スカートのホックを外し、そこで手を止めた。

 言葉に詰まった私は視線を少女の肢体に注いだまま缶ビールに口をつけた。
(この子の真意がわからない……)
大人をラブホテルに誘い、まるで娼婦のような明確な目的をもった眼差しに見える。
 私は微かな目まいを覚えて椅子に凭れ、煙草を取り出した。

 少女の顔からは笑みが消え、私を見据えながら少しずつスカートをずらし、足首に落とした。パンストを通してブルーの下着が現われた。
(夢のようだ……)
煙草を挟んだ指先が震え、ごまかすように居ずまいをただした。
 足もとのスカートを足先に引っかけて膝を上げた。透けたパンツのV字がくっきりと見える。

「きれいだ……」
思わず言葉が洩れていた。
「どこが?」
「……全部……」
「ふふ……」
少女はスカートを手に取るとジャケットの上に投げ、膝をかかえて股間を開いてみせた。局部が膨らんでいる。性器の形だ。私はその部分に釘づけになった。見ているうちに昂奮で胸が苦しくなってきた。
 少女を見ると微笑みが消えて瞳には灯りが映って輝いているようである。

「この緊迫感がたまらないの」
言っている意味がわからない。
「いま、昂奮してます?」
何と答えていいものか、言葉が出てこない。昂奮しないはずはない。
「あたしを抱きたいって思っているでしょ?襲いたいって。でも、必死に堪えてる。それが伝わってきて、あたし感じてくるの」
「からかっているのか?」
「いいえ。張りつめた雰囲気がいいの。ピリピリとした男と女のせめぎ合い……」

(なんという娘だ……)
初々しい少女のイメージがロウソクのように溶けていく。
 少女の瞳がさらに爛々と燃えはじめてパンストをずり下げた時、私は立ち上がった。
「出よう。もう帰ろう」
自分がどういう行動に出るか、自制する自信がなかった。明らかに誘っているのだから組み伏せてしまえばいいと思いながら、やはりためらいが勝った。
(顔も知られている……)

「やっぱり……」
少女はふっと吐息のように言い、股を広げたままお茶を飲んだ。
「でも、そういうの、好きですよ」
言いながらスカートを穿き、あっさりと帰り支度をはじめた。

「こんなチャンスはもう二度とないかもしれない……)
一抹の後悔を噛みしめながら部屋を出ようとすると少女が呼び止めた。
「メールしません?」
「メール?」
「アドレス交換しましょう」
霞みかけた少女との繋がりに年甲斐もなく嬉しかった。


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