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昭和柔肌しぐれ
【熟女/人妻 官能小説】

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悩ましいアングル-1

 一週間が過ぎようとしていた、水田への返事は明日である。
「ねえ・・あなた資金繰りはどうなの、友達のお父さんが相談に乗ってもいいと言うんだけど」
「お前のバイト先か・・頼めるのなら200万ほどあればいいんだが」
淳子は夫のそんな返事にほっとした様子で話をすすめた。
「あのね、来月3日ほど家を空けてもいい、友達が群馬の方で売出しがあるのよ、私に一緒に行って貰えないかと言うの無理を聞いておけば200万ぐらいだったら都合がつくと思うんだけど、どうかしら」
「今暇だしお前さえよければいいよ」
弘は力ない返事をしながら淳子に背を向けて枕を寄せた。
 風呂上りの淳子の艶かな肉体は夫を求めているのに寄せ付けなかった。

 翌朝 淳子は新堂からの電話を受けると「はい、お願いします」と返事を返した。
水田との打ち合わせは事務所で進められた、6月の18日から3日間のロケである、群馬県
の山郷近くの空き家と廃墟となった寺の本堂を撮影現場となった。
 水田から渡された台本にまずは目を通した。

 「昭和柔肌しぐれ」
 未亡人・・・ゆり 40歳
 住職・・・ 良徳 60歳
 金貸し・・・菊蔵 55歳
 黒人・・・ チャー35歳

 時代背景 昭和50年代、借金を苦に自殺した農家の夫、未亡人のゆりは村一番の器量持ち
      ふくよかな白い肌は喪服がよく似合う、初七日の晩、遺影の前で疼く肉体を
      慰めるゆり、そこへ忍んだ金貸しの男、菊蔵に取立てを迫られ借金の代償に
      柔肌いたぶられる。
      数日後、今度は菊蔵の連れてきた黒人チャーとのセックスを強要され激写
      される、そして身も心もボロボロになったゆりに良徳の更なる情けが・・。

淳子は目を通しながら予想もしない黒人とのセックスに抵抗を感じた。
「水田さん、三人を相手にするんですか」
「ああ、男優はいい人だから心配はいらん、黒人さんもとても魅力的だよ」
「あの・・・・こんな事聞いていいですか・・・」
「いいよ、なんでも・・・」
「あの時は本番なんですか・・・」
「濡れ場の時か・・・あんた次第だが普通はナマだよ」
「・・・・・・」
「淳子はんといったな、期待しているよ あんさんだったら金取れる女優になれるよ」
淳子は水田のほめ言葉がうれしかった、長い間そんな言葉を掛けてくれる者などほかになかった。
「わかりました、期待に応えられるよう心がけます」
こうして契約のサインをして成立した。

 6月18日 淳子は少し厚めの化粧をして出かけた。
駅に着くと間もなく黒いワゴン車が淳子を迎えに来た。
「おはようさん、紹介しますわ」
水田は男優と思われる三人の男を紹介した。
最初の目に飛び込んだ黒人は100キロもありそうな巨体を起こして軽く会釈して白い歯を
見せてニヤリとした、続いて坊主頭の西とカメラマンであった。
「もうひとりはわいや、金貸し役や」
淳子は驚いた、まさか水田が・・・・
「驚いたやろ、少し老けてるがたのみまっせ」

 車は予想より早く午後1時には桐生に着いた、途中昼食を挟んでまずは夜の初七日のシーンを今夜泊まる檜屋旅館で打ち合わせが行われた。
 翌日の午後撮影現場の空き家に着くと古びた農家の仏間に入った。
仏間には遺影が置かれ傍には座布団と衣装が用意されていた。
まだ6月に入ったばかりなのにシトシトと梅雨を思わせる雨が降り空き家は薄暗かった。
 淳子は水田の指示で喪服の衣装を着るよう促された。
仏間の隣の6畳が更衣室とされ淳子はスーツを脱ぐとメークにとりかかった。
襖越に水田の声がした。
「淳子はん下着は取るんやで」
「はい」
淳子はメイクを済ませると下着を摂り純白の襦袢を羽織った、そしてその上に喪服に着替えて仏間に入った。
「いやあー相変わらず喪服が似合うな」
水田は惚れぼれするように見上げた。
「さあ、線香を焚く所から行くよ」
照明がパッと淳子を照らした。
「いいねえ・・白いうなじが色っぽいなあー」
カメラマンの男がため息をついた。
カメラが静かに回りだした、線香の香りと遺影の前の未亡人ゆり、手を合わせて遺影に語りかける。
「あなた・・・辛かったでしょう、ごめんなさい・・・借金は私がなんとかします、でも
寂しいですあなた・・・」

未亡人の手がゆっくりと喪服の襟元に、乳房を弄るシーン
「ほほう、なかなかいいなあ・・・」
襟元が乱れ淳子の乳房が顔を覗かせる、ゆりの顔が次第に紅に染まる
「あなた・・・乳首がこんなに硬くなって・・」
細い指に挟まれた乳首がツンと突き出る
「ぁぁ・・・」
遺影がズームされ夫の顔がゆりを見つめる    カット
「次入ります」
仏間の障子の破いた穴から金貸しの菊蔵の目がギョロリと映る
「へへへ・・・初七日からもうこんなに悶えおって」
暫らく穴からゆりをカメラが追う        カット
今度はゆりの豊満な乳房を揉みあげるシーンである、カメラは下方から見上げるように
映すのだ。
「ゆりさん帯を緩めて広く胸を出して ハイ、スタート」
男優たちの目が食い入るように淳子の豊満な乳房を見つめた。
 すでにチャー役の黒人の男のブリーフは張り裂けそうに突き出ていた。
「ジャパニーズ オンナ イイネ」
「ハイ、カット」
いよいよ次のシーンは菊蔵が背後からゆりを抱き犯す場面である。
「行きますよ、ハイスタート」
菊蔵が迫るのも知らない ゆりの背後から乳房を持ち上げる
「キャー だれ」
「ひとりでお楽しみのところ失礼する、わしじゃ」
「アッ・・・・」
「そうじゃ、菊蔵じゃ 夫の借金を少しでも減らそうとするんじゃったらわしに抱かれるのじゃ」
「や、やめてください」
帯を素早く獲ると巨尻を包む腰巻の紐に手が伸びた。
 シュル
「いけません・・」



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