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昭和柔肌しぐれ
【熟女/人妻 官能小説】

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危険な登録-1

 バブルがはじけると三田製作所のような零細企業の経営はすぐに行き詰まり予想を超える赤字で従業員の削減と減給は避けられなかった、そして今日もひとり製作所を去り残された従業員は年老いた二人を残すまでとなった。
夫の金策に走る姿にいたたまれず経理担当の淳子は夫に内緒で高額のバイト探しのサイトを開くのだった。
 この歳でそんなバイトがあるのだろうか、以前週刊誌で読んだ大人の「夜遊びナビ」のサイトを見つけ開くのだった。
幾つものヘルス、ソープが目に飛び込んだ、「未亡人ヘルス」から「年増クラブ」など淳子の歳でも求人はある、淳子は数店のサイトをクイックして条件の少しでもいい店を探した。
その中に見つけた主張ヘルス「喪服クラブ」という店を探し当てた、都心から少し外れた店である。
 年齢は20代から50代まで、高額保障とある、未亡人とある十数名の女性が喪服姿で紹介され、未亡人暦まで・・・・。

「モシモシ・・・求人してますか」
淳子は恥じらいながらぎこちない問い合わせを携帯から試みた。
電話口に出た男は愛想らしい声で出た。
「ハイ、求人してますよ、どちら方面ですか」
「神奈川県からです・・・人妻でもいいんですか・・・」
「大丈夫ですよ、お客様には適当にいえばいいんです、一度面接していただけますか」
淳子は少し沈黙していたが思い切って了解した。
「こちらから指定した場所へお越しください、交通費もお支払いしますしご都合のいい日にまた連絡ください」
そう言って男は電話を切った。

 その晩 淳子は夜遅く風呂に浸かりながら頭を巡らせていた、不特定の男性と肌を交えることなど今までに想像したこともなかった。
鏡に映る自身の裸体をいつになく眺めながらクラブの男との面接に不安と思い切った決断が交差しながら時は過ぎるのであった。

 翌朝、夫は朝早くから金策で出向いていて事務所は静かだった。
淳子は10時過ぎた頃再び電話をかけた  
「もしもし、先日電話した三田といいます明日いかがでしょうか」
「いですよ、シバタの駅まで来てください、車で迎えに行きます」
淳子は覚悟をしたようにうなずくと電話を切った。

 翌日、夫に友達に逢うと伝えシバタに向かった、自宅から40分ほどである。
駅を出て辺りを見回すと黒いクラウンが停車し淳子を見ると男が車から降りてきた。
「遠い所すみません、よろしかったですか・・」
歳は40歳ぐらいの背の高い男であった。
「三田さんでしたね、わたし新堂と言います、お綺麗な方ですね」
笑みを浮かべながら車の後部座席に案内するのだった。
うつむいている淳子に男はバックミラーを見ながら言葉をかけてきた。
「事務所はすぐそこです、事務所といっても集合住宅の借家で私と若い男と二人ですから」わずか10分の所の古いアパート風の事務所に案内された。
「早速ですがご説明します、ここは電話予約のお客さんを紹介します、60分2万円その半分はご自身にお返しします、携帯で連絡しますがご都合が悪ければお断りしていただいて結構です・・・むろんご家族には分からないように秘密は厳守います」
 奥にいた若い20くらいの男は淳子にコーヒーを運ぶとまた奥に入った。
「奥様私達はいろんなご事情をお持ちと思いますが一切立ち入りません、ビジネスとお考えください、あなたのご器量でしたらお客様もご満足いただけると思います」
そう言って返事を促した。
淳子は今、生活を考えたら了解せざるをえないと考えた。
「分かりました、よろしくお願いします」と返事をした。
「ありがとうございます、すみませんがネットに乗せる写真を一枚撮らせて頂きますがいいですか、むろん顔はぼかしを入れますので」そう言うと店の女性達の写真を見せた。
「喪服を着るんですか・・・・」淳子は尋ねた。
「そうです、着物でも洋服でもお好きなように、あなたは和風美人ですから着物がお似合いと思いますが、隣の部屋に案内します」
襖を開けるとスタジオが用意され畳敷きの向こうに照明と写真機が置いてあった。
「最初は恥ずかしいかもしれませんが試着は脱衣室で着てきて下さい」
淳子は戸惑いながら案内されるままに試着のカーテンを開け喪服の着物を下着の上に羽織った。
男は失礼しますと声をかけカーテンを開けた。
「いいですね、あなたは色白だからすごく色っぽく見えますよ、さあここに座ってポーズをとってください」
淳子はどうポーズをとっていいか分からないので戸惑った。
「任せてくださいますか・・」
淳子は軽く頷くと男は襟をグイと剥ぐとブラジャーを素早く獲りあげた。
豊満な乳房が喪服から顔を出し淳子をさらに妖艶な女に仕立てた。
照明の明かりがまばゆく淳子を照らすのだった。





 


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