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君を救いたい
【純愛 恋愛小説】

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好き、だけど・・-9

「さぁーて!明日は祝日、ラッキー・・何しよー?」

帰宅道を、カバンをブランブランさせ、快調に歩く楓

「ねぇシュガーはどう過ごすの?」
「・・えっ?」

さっきの事が、気がかりで話を聞いて無かった俺、そんな俺を察した彼女が

「どうしたの?痛むの、腰・・」

その言葉を耳にし、何処か一時的に、重りが消えた俺は

「あぁいや大丈夫、ゴメンなんだって?」

それから明日の祝日の予定について訪ねていた事を聞き

「・・なら水族館にでも行くか?」

幾ら次の試合に、絶対勝ちたいからって毎日毎日欠かさず練習に励んで居る訳でもない
俺は、ちょっとした息抜きにと思い、何より

「わぁー水族館!・・良いねぇ私、転校して来た身だし」

俺の提案に、胸が高まり、目を輝かせる楓を、しみじみと見つめる・・
今後の為に彼女の様子を見ていたい・・その為に。

「それじゃ!朝10時にずっと前、アンタに教えてもらった公園で待ち合わせね!」



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