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紅館小話
【ファンタジー 官能小説】

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紅館小話〜細〜-1

ある日の紅館。
今日もスーは食堂で平和に夕食を取っていた。
『ん………この味噌煮、美味しいなぁ………』
今日は庭の掃除を一日中頑張って疲れたせいか、ご飯が美味しい。
『ま、たんと食べとき♪
夜は長いやろ♪』
私の横で変な口調で喋っているのは料理長のフィルさん。
お祖母さんの代から紅館でコックをしている、元気な女性だ。
『えぇわなぁ〜、ゼロとスー。 女と女、禁断の愛♪ あ〜、うちもしたいわ〜♪』
ちなみに彼女が喋っている変な言語はヤナコッタ弁というらしい。
『そんなこと言ってるから独身なのよ………』
『スーはん、何かゆーた?』
料理長フィル=ハン=バーグ、26歳独身、禁断の愛が大好き。
特に好きなのは近親愛らしいが、残念ながらフィルに兄弟は居ないためその欲望は満たされない。
『スーはんはええな〜♪
でも、あれやろ? ゼロはんの尻尾でやるんやろ?』
急に何を言い出すのだろうかこの人は。
『長くて奥までガンガンやろ? ええな〜♪』
黙々と味噌煮を食べ続ける横でフィルさんの妄想が加速する。

『駄目! ゼロ! そんな奥まで突かれたら………私!』
『嘘吐き、こんなにゼロの尻尾締め付けてるくせに………好きなんでしょう? こうやってガンガン突かれるのが! この淫乱!』
『あぁ! そうなの! 私は淫乱なの〜〜〜!!』

『あの………そろそろ現実に戻って来てください………』
はっとしたフィルが辺りを見回すと多くのメイド達が此方を見ていた。
『あら、うちってば恥ずかしいわぁ♪』
そういって顔を隠すが、あんなことを横で言われてた私の方が恥ずかしい。
やがてフィルが思い付いたように呟いた。
『あ………そういえば、ゼロはんの尻尾、細いなぁ………』
『そりゃ、猫の尻尾ですから。』
急に何を言い出すのかと思ったが、フィルはさらにこう言った。
『細い………あんなん、普通の男のチ〇コの半分とちゃう?』

ズハッ!

飲んでいた味噌汁が水しぶきを上げた。
『ゲホッゲホッ………な、なんですか? いきなり?』
『ん、いやなぁ〜、つまりスーはん毎回あの細チ〇コ相手やろ?』
『ち、チ〇コって言わないでください………』
平気な顔で淫語連発するフィルに対して私は顔を真っ赤にしている。
『………巨根を体験したら………イチコロやろなぁ………』
フィルがじっと私を見つめる。
『嫌がるスー、しかしその体に打ち込まれる巨根の前についついあえぎ声を上げて…………』
どうやら妄想が始まったようだ………

『い、嫌! やめて! ハイネルシス!』
『スーザン、もう逃げられないぞ。』
『や、やだ………そんなの入らない………こ、壊れちゃう………』
『ふっ、ならなんでここが濡れてるんだ!? そら、しっかり味わえ!』
『い、いやーーー! さ、裂ける、抜いてーーー!』
『はっ! その割には締め付けて離さないじゃないか! オラオラ!』
『あぐぅ! そ、そんな奥まで〜〜〜!!』
『良いんだろ? ホラホラ!』
『い………イイ、ぶっといの! あぁ……い、イクイク、イッチャウ………いやぁぁぁぁ!!』


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