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オタクの俺が恋をした美少女生徒会長は組長だった!?
【学園物 恋愛小説】

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体育祭の優勝ご褒美-1

桜学園の体育祭は小中高が一緒に開催する。チーム制の赤組と白組に別れてポイントを競い合う。この時、小中高がランダムで混ざって各学部学年で種目を競う。

そして俺は赤組になった。しかも玲奈も赤組だ。
可鈴と理名と春は白組にいた。

「匠、体育祭はお互い頑張ろうね」

「あのさ玲奈」

「何?」

「赤組が優勝したら玲奈から俺にご褒美はあるの?」

「ごっご褒美ぃ!?」

戸惑う玲奈だが少し考えた。

「じゃ、さ ちょっと屈んで耳かして」

「いいよ はいっ」

すると玲奈は耳元で囁いた

(・・・赤組が優勝したら今日だけ1回何でも匠の言うこと聞いてあげるっ・・)

俺はその言葉にオタク魂が点火する

「うおぉぉぉぉぉ!リアルお願いキターーー!」

体育祭の開会式前の校庭で叫んだら周囲から冷たい視線を浴びる。

そして体育祭がはじまった。

双方でなかなか白熱した闘いが繰り広げられているなか俺の出番も近くなる。

参加する競技は借り物コスプレ走というものでテーブルに封筒がありコスプレをするワードが書いてありその通りのコスプレをして障害物を越えていく。
ただしコスプレするときは自分と誰か上級生と走らなければならない。

これは新入生と上級生が仲良くするための学園内の恒例種目みたいだ

そして俺の番がきてスタートする。

すぐテーブルにある封筒を手にしてコスプレする内容を確認すると目を疑うワードが書かれていた。

それは『任侠コスプレ』

つまりそういうことで俺はこれを書いたやつを深く恨む

しかし恨む暇はない。早く上級生を見つけて走らないとと考えると一人の美少女が頭に浮かぶ。

生徒会長だ。

俺は一目散に玲奈へ駆け寄る

「生徒会長。俺とコスプレ走をはしってください!」

「いいわよ。で、コスプレする内容は?」

「任侠コスプレです。」

「・・・なっ・・・・・何ですってーーー!誰よそんなこと書いたのはぁーーー!」

玲奈は声が裏変える程に驚愕する。


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