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オタクの俺が恋をした美少女生徒会長は組長だった!?
【学園物 恋愛小説】

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桜学園文化祭-5

昼過ぎの午後

桜学園の体育館では生徒でほぼ満席になっていた。
みながまっていた、文化祭二大イベントの1つであるミス桜学園コンテストが始まろうとしていた。

『さぁー生徒のみなさん!お待たせしましたぁ!只今よりミス桜学園コンテストを開催しまーす!』

ワアアアアアアア

そのころ舞台裏では早くも匠を狙うためにあの美少女たちが火花を散らしている

「みんな、言っておくけど匠の正式な彼女は私だからね」

「わーってるよ。玲奈。だから匠の愛人はあたしだべ」

「えっ?春、何言ってん?」

「んじゃ、・・・私は義理の姉で・・」

「ちょっ、まって!可鈴」

「あのっ、その、わたしは、えっと・・・奥さん!」

「はぁ?理名まで?」

「じゃーあたしは匠の嫁や!」

「由利さっきの奥さんと一緒よ!」

半ば呆れ返る玲奈。

そしてミス桜学園コンテストが始まった

内容はシンプルで参加した女子生徒が舞台のマイクのある場所で観客にアピールする。
そのあとで生徒が良かった生徒に投票して一番投票数が多かった生徒がミス桜学園コンテストの優勝者である。

因みに優勝すると秘密の景品があるらしい。

俺は不安を抱きながら舞台を見つめていた

どうか無事に平和的かつ和やかに終わりますように

「さぁー次の参加者は生徒会より副会長の花見川 理名さんでーす!」

ワアアアアアアア!

ガチガチの新型ロボットような歩き方で登場する理名
そしてマイクの前に立って一礼お辞儀をするが・・・

ゴクッツン!!

なんとも鈍い音が会場に響き渡り顔とおでこを赤くしている理名


「ううぅぅ、いたいですぅぅ?」

な、なぜ疑問系?
そして周囲から笑いの渦が沸くなか理名はアピールする


『はぅっ!、あっ、あのっ、その、花見川理名です!よろしくお願いしますっ!』

『はいっ!それではアピールをどうぞ!』

『ううぅぅ、えっと、うーん・・・』
アピールに悩む理名だが次の一言で笑いが一変する


『あっ! たっ、匠くんの奥さんは私ですううぅぅ〜!』

「ちょっ、理名!」

会場が凍りついた瞬間に砕けた氷の刃が俺の心に容赦なく突き刺さる

「おい!匠!何でテメーだけいつもいつもいつも!お前は漫画のハーレム主人公かぁ!!?」

「ちょっ、落ち着け!」

こんなんでミス桜学園コンテストは大丈夫なのかと心配する俺をよそに進行していく。




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