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オタクの俺が恋をした美少女生徒会長は組長だった!?
【学園物 恋愛小説】

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はじめてのデート-2

「・・・こちら、可鈴。目的らは無事に合流した・・」

「らじゃー 引き続き目的の情報収集にあたりたまえ」

「・・・了解した」

「あっ あのー二人とも、やめませんか?まずいですよ」

「だーっもうーっ!ノリがわりぃべ理名」

「・・そうだよ。尾行コントもなかなか面白い」

「はぁ。春も可鈴もまったく」

「そういう理名だって昨日の夜に誘ったら行く気満々だったべよ」

「うっ それは」

どうやら俺と玲奈のデートを理名と春と可鈴で尾行をしていた。その目的は二人の仲を良くするためらしい。

春は二人にまずはホームセンターに行かせて体育祭で使う材料を買い物をさせた。そして買ったものは明日、お店の人が学園に運んでもらうことにした。

そして春からメールが着て最近できたショッピングモールに向かえと指示がきた。そこで俺と玲奈は昼食をすませて買い物を楽しんだ。

「ん? うおぉぉぉぉぉ!これは!」

「うわぁ!なに?どうしたの?匠」

「アニメグッズ専門店を発見!まさかこのショッピングモールにできたとは」

「ちょっと見ていく?」

「マジで!?ありがとう。じゃ見に行こう!」

「え?私はちょっと うえぇぇ 待って」

俺はあまりの興奮で無意識に玲奈の手を握り店内へ足をはこんだ。

「これは新商品のタペストリー これはお風呂ポスター」

「ふふっ 何かイケメンのくせにアニメグッズではしゃぐなんて子供みたい」

「そうかなっ ははっ恥ずかしいな」

かなり買いすぎた。今月の小遣いが非常にまずくなった。
くっ しかし新商品がこんなに発売していたとは迂闊だった。

ぴぴぴぴぴ

どうやらメールがきた。
相手は春からだ。しかも内容がアニメグッズ専門店に行けという任務はだしていない。指示通りに動け!バカ と書いてある。
いったいどこから覗いているのか辺りをキョロキョロすると上の階のフロアから春と以下2名がいた。

春は俺と目があうと睨み顔で口パクとジェスチャーで伝えた。

(玲奈・と・仲良く・ならなかったら・コ・ロ・ス)と片手親指を突き立てて、そのまま手を逆さ向きにしニッコリ笑顔に変わった

マジで春に殺されるかもっ と背筋を強ばらせると後ろから玲奈がやってきた。

「ねっ お待たせ。私も買い物が終わったよ。あのさこのショッピングモールの裏手敷地内に公園があるみたいだから一緒に散歩しない?」

「うん。いいよ」

その公園に着くとファミリー層の家族連れがたくさんいた

「うわっ 人がいっぱいだわ。今日は天気もいいし遊ぶには絶好日よりね」

季節はそろそろ初夏を迎えるため晴天だと南風が心地いいし俺の隣には美少女がいる。まさか高校に入ってこんな展開があるなんて考えなかったなぁ

「そうだ 匠にプレゼントを買ったの 片手だして」

「これって」

「私とお揃いのオリジナルのミサンガだよ」

玲奈は雑貨屋で自分で作れるミサンガを買って作った。
色は七色のレインボーだ

「どうかな?」

「嬉しいよ!ありがとう 大事にする」

俺は人生で初めて女の子からお揃いのプレゼントを貰った。今までにない感動に涙する

「泣くって大袈裟よっ ほら涙を拭いて 小さい子も見ているから ねっ」

「ねっ 今日は一緒に買い物してくれてありがと 凄く楽しかったよ」

「俺も」

「また一緒に・・・今度は二人っきりで行こうね!」

「え? それって」

どうやら玲奈も気づいていたみたいだ

「ほらー!そこに隠れているのは分かってるよ!理名、可鈴、春!もう帰るよ!」

「ちぇっ バレてたか」

「むっ 私の気配に気付くとは」

「んもぉー!二人とももうやめなよ。」

こうして俺と玲奈の初デートは終わった。

今度は二人っきりで行けることを願った

「んっ?あーー今日発売のゲームソフト買うのを忘れた!」

「え?明日でもいいんじゃ」

「駄目だよ玲奈!限定版がなくなる」

「そんなんでおめーは玲奈の彼氏になれんか?」

そんなこんなで1日が過ぎて
さらに5月をむかえて体育祭の当日がやってきた


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