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罪のない国
【鬼畜 官能小説】

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保育士 りか-1

パァン

保育園の子供と遊んでいた時

乾いた音が鳴り響き

子供が倒れる

「きゃぁぁぁぁぁ」

誰が叫んだか分からない

パニック状態の中を一人の女の子が転び

撃たれた…

みなちゃん

いつも私に折り紙をくれてた子だ

私はみなちゃんに駆け寄る

死んでる…

「おい」

中学生くらいの男の子が銃を私に突きつけた

「悲しいか?」

悲しい…

当たり前だ

私は頷く

「だったら、俺を撃て」

男の子は私に銃を渡す

撃つ?

無理よ…

「出来ない…」

私は銃を返した

「大切な命を奪われてやり返さない…か…ダセェな」

パァン

男の子はまだ逃げている子供達を撃つ

血を流し倒れる子供

「弱い奴は死ぬしかない、中坊の俺でも分かることだ」

弱い…

みんなまだ幼い

弱いに決まっている…

何を言ってるの…?

「俺はアンタに言ってんだぜ?弱い者を守る事が出来ない奴は家にこもってろよ」

あぁ…

そうなんだね…

男の子は泣いていた…

きっと

幼い弟か妹を同じように殺されたんだ…

私みたいに弱い大人が守ってあげなかったから…

「辛かったね…」

私は男の子の頭を撫でる

男の子は頷いた

「大人は我先にと逃げたらしい…」

辛いんだね

生きてるのが辛いんだね…

わかったよ

私は男の子から銃を奪い


パァン

撃った…

男の子は胸を押さえ

倒れる

倒れる時

男の子の口はこう動いていた

ありがとう



END


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