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首吊り姫
【ホラー 官能小説】

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1-2


俺は今大学生だ

全く、授業が難しすぎるんだよ

ボヤきながら勉強する

はぁ….毎日毎日勉強勉強って…

大学辞めようかな…

俺はタバコに火をつける

フゥー

外は大雨だ

出かけられない

チッ…

俺はティッシュを丸め てるてる坊主を作った

これってなんか怖いんだよな….

外を眺めるてるてる坊主

「ねぇ、何をしてるの?」

!!?

後ろから声がする

「誰だ!?鍵は締めたはずだ!」

何故か、部屋に中学生くらいの女の子がいる

なんだコイツ…

感情がまるでない

人間か….?

「てるてる坊主を作ったの?どうして?」

どうしてって…

「雨が降ってるから…」

何普通に答えてるんだ俺は…

「雨が降ってるから?てるてる坊主に首を吊らせたの?」

首を吊らせた?

ハッ!てるてる坊主は…てるてる坊主は…

「ただのティッシュだろ!」

女の子は悲しそうな顔をする

「違うよ….てるてる坊主は生きてるんだよ…赤ちゃんと同じ…貴方は産まれてきた赤ちゃんに首を吊らせる?」

何故だかゾクッと寒気がした

「吊らせるわけないだろ!何を…言ってるんだ…?」

意味が分からない

「見てみなよ…泣いてるよ…」

てるてる坊主を見る

泣いてる?

さっきと変わらないぞ

「泣いてなんかないじゃないか」

女の子は首を振る

「泣いてるよ…貴方には分からないの…?」

気持ち悪い奴だな

「分からない、何なんだお前は」

ズルズルズルズルズルズルズルと何時の間にか手にあるロープを引きずって女の子が近づいてくる

「なんだよ….くるなよ…」

普通じゃない

ヤバイぞコイツ…

女の子はロープを自分の首にくくる

「あたしもてるてる坊主….あたしが晴れにしてあげる….」

女の子は服を脱ぎ、裸になった

未発達の乳房

薄い陰毛…

興奮している…

ロープは上に飛び上がり、女の子の首を締める

「なにを…」

女の子の顔色は変わらない

「あたしが首を吊るから、みててよ」

暫く、眺めてみる

いや、眺めてるしかない

金縛りだ

身体が動かない…

女の子の顔は真っ赤になり、段々と紫になっていく

やめろ…

やめろよ…

このままじゃ…



俺が警察に怪しまれるだろ!

いや、怪しまれるどころか殺した事にされる

部屋で女の子が首を吊って、金縛りにあってた僕は止められませんでした……

誰が信じるんだ!

俺が警察でも間違いなく逮捕するわ

チクショー

死ぬなよ…





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