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Purple woman
【二次創作 官能小説】

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Purple memory-2

※※※※※※※※※※※※


―――ブロロロ・・・・・





―――ピッ・・・ポッ・・・・・ピッ




タクシーが空港の敷地を出て目的地に伸びる海岸線道路に入ったところで、

男はポケットから携帯電話を取り出して“目的地”の家の電話番号を手早く押した。


2年前に聞いていた番号。そして1週間前に自分の携帯宛にかかってきた住所の番号でもある。




―――プルルルル・・・・プルルルル・・・・・




―――ガチャッ・・・・



『・・・・もしもし』


「ワッカか、俺だ」



『・・・もしかして、ジェクトさんですか?』



「ああ、俺だ。さっき空港に着いた。今タクシーでそっちに向かっているところだ。

この道路の状況なら恐らく30分くらいで着けるだろう」



『すいません。ジェクトさんにはこんな遠くにまで来てもらって、本当にすいません・・・・・』



「水くさいこと言うな。もう引退したとはいえ、同じプリッツボールのチームで同じ釜の飯を食った仲じゃないか。

それに今回ルールー絡みでもある。

俺でできることなんてたかが知れてるが、顔くらい出さんとな」



『すいません・・・本当に・・・・』



「時に、イナミ・・・だっけか。ガキんちょも家で一緒なのか?」



『いえ・・・・今は近くの家で預かってもらってます。1人で、しかもこんな状態では育児なんかできる状態ではありませんから・・・・・』



「そうか・・・とりあえず細かい話は直接顔を合わせた時にしようか。実際ワッカと顔を合わせるのも、2年ぶりになるか」



『そうですね・・・確かルールーとの結婚式直前くらいだったかな・・・・』



「そんなになるか・・・・まぁ、続きは後でな」



『はい、それでは・・・』





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