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サディスティック・スパイラル
【SM 官能小説】

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第一章 ポンプ-25

「この強情な牝犬! 喰らえ!」
連打の破裂音と冴子の悲鳴が重なって続き、小宮山もヒューヒューと荒い息をついていた。グッタリした冴子の足を広げさせると、さすがに抵抗する意思はなくなり素直に開いた。痛みに耐えかね弛緩した尻の割れ目からアヌスがのぞいている。
「ぐふふふっ。良い眺めだ」
爪先で引っ掻くように小宮山がアヌスをほじくると冴子は電流にうたれたように身体を跳ね上げ小宮山の手を慌てて払った。
「このド変態!」
「ご主人様を罵倒したな! よしお前こそが変態だと分からせてやる!」
机の上に鎮座する冴子をいきなり横抱きにして抱え上げると、小宮山はベッドの方に歩き出した。ベッドの脇にあるポンプを思い出した冴子は手足をバタつかせて抵抗した。
「イヤ! イヤだ! 離して!」
無言のままベッドまで運ばれ、乱暴に投げ出され手首を後ろ手に拘束具で留められてしまった。
「夜通し啼かせてやるからな。うぐぐぐぐぅ!」


21

「イヤっ! 止めてっ! それだけはイヤですっ!」
小宮山はポンプの吸引力を最強にして急所に吸い付ける3本のチューブを握って一まとめにして冴子の身体のあちこちに吸い付かせて恐怖心を煽って楽しんでいた。おぞましいポンプが唸りをたてて冴子に吠えついているようだ。
「うはははっ! 抗え、もっと抗ってみろ!」
 後ろ手に拘束された身体をベッドで転げ回らせてチューブの吸い付きから逃れようとする冴子を嗤いながら小宮山が吸い込み口を肌に当てる。
 すぷっ!
 肌に吸い付いたチューブは全力で吸引してたちまち肌を赤く染めてゆく。充分に吸着したチューブを無理やり引っ張ると赤い3個の丸模様がついた。
 「いやあああっ! 絶対にイヤッ!」
 チューブを局所にとりつけられることは絶対に避けたいことだった。両乳首とクリトリスに吸引チューブが取り付けられて、逝かさないように微妙に吸引力を調整されると発狂寸前まで追い込まれる。もう少しで逝ける寸でのところで止められ、肉体的にも精神的にも大きなストレスになり殺生与奪の権をもった小宮山の言いなりになってしまう。
 その恐怖を煽るように次々と吸引された白い肌にチューブのキスマークがつけられてゆき、身体中赤い斑点模様が刻印されていった。吸引マークがついていないのは頸から先と局所だけにされてしまった。
 汗と涙で顔まで赤くなった冴子は抵抗力をすっかり奪われて髪を乱したまま荒い息をついて横たわっている。
 冴子は自分の吐く息の音を聞いて、こんなに息があがったのは高校の体育祭で100メーターを走って以来だろうと何故かボンヤリと考えていた。冴子は中学まで短距離走で負けたことがなかった。だが、高校に進学してからはいつもトップの座を一人の生徒に明け渡していた。あの子の名前は……、何だっけ。
 すぷっ!
 「いやあああああああっ! ダメって言ってるのにぃっ!」
 胸からチューブが二本生えているのを冴子は驚愕の顔で見つめた。チューブの先端に取り付けられた気色悪いシリコンラバーの形状がランダムな吸引トルクで、乳首が唇でしごかれているように変化している。
 「ひいいいいいっ!」
 「うはははっ、そんなに暴れちゃチューブが抜けちゃうじゃないか!」
 身体をベッドの上で回転してチューブを巻きこもうとする冴子を小宮山の巨体が抑え込んで顔をペロペロと舐めた。
 「あああっ! いや……、やめてえぇ……うっ、うううっ……」
 しばらくすると冴子の身体が細かな震えが生じてきて時々硬直を繰り返し始めた。いつの間にかポンプは吸引力が弱くされたのか、モーター音がしなくなっていた。静かな中で冴子の身体がピクピク動いている。
 「うぐっ! くああああああああっ!」
 留めのチューブが無造作に広げられたバギナに当てられた。秘肉の上部から触覚が生えたようにチューブが付けられると吸引されたクリトリスと乳首からの電流がスパークして感電する。冴子の身体が空気を入れられた人形のようにつま先立ちでのけ反ってゆく。
 「クッ! イッ! 逝くぅっ!」
 プルプルと痙攣したあとベッドの上でバウンドしてから弛緩した。
「まずは一度だけ逝かせてやる。逝かせるも逝かせないも俺の意のままだ。うははははっ!」
 小宮山はポンプをいじって、冴子を生殺し状態にするように吸引トルクや波長のサイクルを調整しているようだ。冴子はオルガスムスの余韻に浸る間も赦されず、すでに次の波の余波に襲われている。
 「あぐううううっ……、来てる来てるうぅっ! うあああああっ!」
 「ぐふふふふっ!」
 小宮山が嬉しそうに嗤いながら、先程まで冴子をスパンキングしていた小机をベッドの脇に持ってきた。
 「営業部、鬼の冴子様のM字開脚ダンスを見せてもらうぞ。ぐうううふふふふっ!」




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