投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

アネクメネ・オアシス
【ファンタジー 官能小説】

アネクメネ・オアシスの最初へ アネクメネ・オアシス 84 アネクメネ・オアシス 86 アネクメネ・オアシスの最後へ

デアイトサイカイ-16


「はっ……イケよ……」

 自然とテオの肉棒に淫口を擦りつけてくるパルに、テオはニヤリと笑う。
 これなら先にパルをイカせられそうだ。

「は あぁ 負……けないぃ〜」

 油断したのが悪かった……スッと腰を浮かせたパルは、溢れる愛液の滑りを利用してテオを自分の中に滑り込ませたのだ。

「うあっ!?」

 ずるんと呆気なく潜り込んだテオをパルはすかさず締め付ける。

「ぅあっ やべっ うっうぅっ」

 予測していなかった快感にテオは一気に爆発してしまった。

「ああんっいっぱいぃ〜♪」

 テオの射精の勢いで軽く絶頂を味わいながら、ぢゅるるると精も飲み込んでいく。

「う゛あ゛ぁぐぅっ」

 次から次へと射精が続き、テオの頭が真っ白に霞んでいった。

「は あぁ……ごちそうさまぁ♪」

 根こそぎ精を吸い尽くしたパルは、すっかり萎えたテオの肉棒を綺麗に舐めて掃除してやる。
 もう快感なんか感じない程麻痺してしまったテオは、荒い呼吸を繰り返してぼんやりと夜空を見上げた。

(……一発で使いもんにならなくなるのが嫌なんだよなぁ……)

 パル相手なら2、3回はヤレる自信があるのに……体位を変えて、散々鳴かせて、ドバドバ中出ししたいし、可愛い顔にかけて自分のモノで汚してしまいたい。
 なのに一発でこれだ……男としての自信を無くしそうだ。

「なぁ……」

「ん〜?」

 テオの肉棒を隅々まで綺麗にしたパルは、キチンとパンツとズボンを上げてやってからテオを見る。

「オレってどんな味?」

 ランスは極上のワインでノアが甘いお菓子なら、自分は何なのか、とぼんやりした頭でテオは聞いた。

「ん〜…名人の手で育てられた幻の牛を、鉄人と呼ばれる超料理人が手がけて調理した肉汁溢れるステーキ……かな?」

「……それは美味いって事だよな?」

 何だか胸やけしそうだが……。

「あったり前じゃん?!テオのが一番好き♪」

 パルはガバッとテオに抱きついてちゅうっと口づけする。

「なら……いいや……」

 テオはそのままスゥッと眠りについて、あどけない寝顔を見せる。

「……お休み、テオ」

 パルは暫くテオに抱きついたまま彼の心臓の音を聞いていた。
 2人きりの時間を独り占めしたい……魔物のパルが初めて特別を作った瞬間だった。

‥To be continued‥



アネクメネ・オアシスの最初へ アネクメネ・オアシス 84 アネクメネ・オアシス 86 アネクメネ・オアシスの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前