デアイトサイカイ-15
「キレ〜イ」
「綺麗だな」
はからずしも声が重なり、2人は思わず吹き出す。
笑いながらどちらからともなく唇を重ね、ついばむようにしてじゃれた。
「声、我慢しろよ?」
人に聞かせて楽しむような趣味があるなら別だが、とテオが言うとパルはクスッと笑う。
「じゃ、口塞いでて?」
そう言って再び唇を重ねると舌を絡めてきたパルに、テオは思わずキュンとした。
(言うようになったじゃねぇか)
男心をくすぐるセリフに仕草……今はテオの首に両手を回して跨り、腰を揺らしていた。
キスも上手くなった……角度を変える時に舌を伸ばすところがテオ的にそそる。
テオの股間がピクリと反応し、徐々に堅くなっていく。
擦りつける腰にその堅さを感じたパルは、うっすらと笑みを浮かべた。
「ね、今日はアタシが上で良い?」
体重をかけてテオを押し倒そうとするパルに、テオは素直に従い仰向けに倒れる。
下に毛布を敷いておいて良かったなどと頭の隅で考えたが、パルの手が股間を撫でた瞬間それも霧散して消えた。
「ふっ……う」
そういえば、エザルに着く前にパルとヤッたのが最後だ。
良い感じに溜まっている。
「やん♪ガッチガチ♪もう挿れてい?我慢できない」
しなやかな手は器用にテオのモノを扱きながらズボンのチャックを下げ、中から肉棒を取り出した。
「はぁっ……悪ぃ……余裕ねぇや……」
本当ならパルをイカせてやりたいが、今日は既に爆発寸前。
挿れた瞬間も耐えられるかどうか……。
「うん♪たぁくさん、頂戴ね♪」
パルはゴソゴソと下半身の服を脱ぎ捨て、既に濡れそぼっている淫口を指で弄った。
クチュクチュという卑猥な水音にテオの手も自然とパルに伸びた。
「や あぁん」
テオの手がパルの手と重なり、誘導するように小刻みに動く。
敏感な豆に押し付けられ、グリグリされるとパルの腰がビクビク跳ねた。
「あ やあっ 今日は……アタシがするのぉっ」
ふるふると首を振って逃げようとするパルの腰を反対の手で押さえ、テオは更に強く豆を攻撃する。
「んあぁっ い じわるぅっ」
逃げるに逃げれなくなり、パルは快感を甘んじて受けるしかなくなった。
「あっ はぅ らめぇっイッちゃうぅ」
パルの目からポロポロと涙が零れ、テオの腕に落ちる。