投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

命令チップ03終章
【SF 官能小説】

命令チップ03終章の最初へ 命令チップ03終章 6 命令チップ03終章 8 命令チップ03終章の最後へ

記憶書き換え機-1

静かな廊下を教授と歩いてる
「新型はどうだ?」
「すばらしいです。市内の高校生は僕の物ですよ」
「そうか頑張ってるね、これで旧型で操る人はいなくなったんだな」
「へ? そうですね」
「なぜ私がチップを壊したか分かるか少年」
「簡単に壊れるのを見せるためでしょうか?」
「違うよ、新と旧ではOSが違うんだ、旧型のプログラムを考慮すると無駄な処理が多くて困っていたんだ、
 全員新型に書き換わったんなら、シンプルになり処理も早くなるんだ」
「ということは、新型に統一するため旧型を壊したんですか」
「そうゆうことだ」
「あの時は絶望しました」
「だろうな、結構面白かった」
「いじがわるいですね」
教授は笑ってる。

「どこに向かっているのですか?」と聞くと
「ん? ああ、マリオネットチップに足りない物だよ」
「足りないもの? そんなのあるんですか?」
「あるよ色々とな、例えば命令しなくても勝手に動いてくれたら良いと思わないか?」
「なるほどそうですね、自分で動かすので女の体を使って自慰行為してるようなものですから」
「だろ? 操るってことは長い手みたいなもんだ。気持ちいいけど、実際のHはそうではない」
「確かに、どの娘も動きも反応も同じですからね」
「そうだ、女が考えて行動したら、もっと楽しめるだろ」
「そうですね、もしかしてそれが新しいスイッチですか?」
教授は嬉しそうに部屋のドアノブを掴み
「残念、スイッチはまだ先だ」
扉の向こうに椅子とヘルメットがあった。

「おお! これがHになる装置ですか」興奮して椅子の周りを飛び跳ねたが、
「違うよ少年、これは記憶書き換え機だ」
「記憶書き換え機?」
「そう、記憶を書き換えて、私だけにHな女にしてしまう装置だよ」
「……えーっと なんか想像と違うような」

「まあな、催眠術のようにその時だけってのは難しいから、元々Hな脳にすれば楽しめるだろ?」
「それはそうですが、いんらんな女には興味ないです」
「だから、私だけにHになってもらう装置なんだよ」
「なるほど理解できました、すごい発明品じゃないですか!」
「そうだろ、そうだろ」満足そうに頷いている。
「じゃあ 誰をHにしますか、会場からアイドル連れてやりましょうよ、純情派が乱れた所が見たいです」
「いいね少年、私も見たいぞ」
「僕、連れてきていいでしょうか?」
「そうしたいのだが、まだ完成していないんだ」
「完成してないんですか」
「そうだ、書き換える前に記憶を消してから新しい記憶を植え付けるのだが、そもそも記憶を消しても問題ない実験体が少ないのが難点なんだ」
「記憶を消しても問題ない人ですか」
「そう、それも長い期間消してみたい、少年の持ち物で適任はいるか?」
「……し、しらいしさん…! 白石さんの記憶を消してほしいです」
「いるのか! なるべく多い方がいいんだが」
「いますよ、7人 命令チップをつける前まで消えてほしい」
「でかしたぞ少年、来週この場所に連れてきてくれるか?」
渡された紙には住所が書かれていた。
「分かりました。学校の帰りに向かいます」
「7人も 楽しみだな」
「こちらこそお願いします」
僕は扉に向かって歩き出すと、教授は真面目な顔で呼び止めた

「そういえば少年、一つ問題があるのだが」
「なんでしょうか?」
「この装置を使うと何故かスイッチが効かなくなるんだ、つまり命令出来なくなる」
「命令が効かないのですか?」
「そうだ、しかも遺伝子書き換えも出来ないのだ、解析しているけど来週までにできるとは限らんのだ」
「教授、問題ないです。 むしろ効かないようにしていただきたいぐらいです」
それを聞いた教授は嬉しそうにピースしてた。

約束の日、指定された空き地に7人を連れて来ると、ワゴン車が来て窓が開いた。
「おーい こっち乗って」
教授の運転する車に7人を載せて移動する。
「7人の実験体ありがとさん」
「いえ、それよりスイッチが効かなくなるのなら処理後目覚めるのでしょうか」
「それは大丈夫だよ、スイッチのある間は操れるんだが、一度切ると消えてなくなるんだ不思議だよ」
「なるほど、家に戻すまではスイッチを切るなとゆうことですね」
「そうゆうことだ」
車は、ボロい平屋に到着した
「ここが秘密の第二研究所だ、お前しか知らんから誰にも言うなよ」
「分かりました」
家に入ると、畳の間に装置が置いてあり、たくさんのケーブルがパソコンにつながっていた。
その横には綺麗な女の人がよだれを垂らして空中を見ている。
「ん? 楠木のことか? 記憶消しすぎて今じゃ幼児の脳しかないんだ、やりすぎちゃったよ」笑ってる。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だとも、この子のお陰でかなり精度が上がったんだよ、いつか集めた記憶で私好みの女にしてやるから心配ない」
楠木さんも笑っているけど、多分理解していない。
「さっそく始めようか、男からがいいだろ?」
「はい、じゃこいつをお願いします」
細長いヲタクを椅子に座らせた。
ヘルメットをかぶせながら教授は
「お前の記憶も消えるかもしれんから、絶対に同期はとるなよ」
「わかっています」
「何ヶ月だ」
「六ヶ月です」
「了解」
パソコンの数字が上がっていき、100%になる。
「はい、次」
「もう終わったんですか?」
もっと電気ビリビリと光ると思っていた。
次の人を用意してる間、教授は数字の羅列をみて「男はシンプルだなー良いデータだ」と喜んでいた。
次々と男達の記憶を消しては、プログラムをいじっている。
「最後は女の子だね」
「はい、白石さんで終わりです」


命令チップ03終章の最初へ 命令チップ03終章 6 命令チップ03終章 8 命令チップ03終章の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前