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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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本質のままに-3

『…こちゃん、優子ちゃん、起きて、優子ちゃん、そんな格好で寝たら風邪ひいちゃうわよ』

遠くから聞こえる声に、優子の意識が徐々に戻ってきた。

『あっ!起きたわね、よかったあ』

画面の中の陽子が安堵の表情を浮かべた。

「あ、あたし、どうなったの?」

『昨日と同じ、イッただけよ。盛大にね。それもおまんこ広げたまんま。その間、男性陣のシコシコの音の大合唱だったわよ』

「うそ!」

画面の陽子が優子に微笑み掛けていた。そしてその横に映る自分の顔も陽子のジョークに楽しそうに微笑んでいた。

優子は自分の楽しそうな顔を見て、今日一日悩んでいたのが嘘のように晴れ晴れしている自分に気がついた。

『本当よ。それと優子ちゃんのオナニーは記録しといたから、後で動画掲示板に上げとくね』

「えええ!ダメダメダメ、ダメですう」

『いいじゃない、減るもんじゃなし』

優子はしばらく黙って考えたあと、割り切った。

「それもそうね。じゃあ陽子さん、これも録画して下さい」

優子は気を取り直すと、パソコンに向かって尻を向けて四つん這いになった。

「おまんこ映ってます?」

尻を向けたことで、マイクから離れた優子の遠い声が、ライブチャットで見ている者達に届く。それが一層臨場感を掻き立てる。

『ええ、アナルまでバッチリよ。おまんこの向こうにプルプルしたおっぱいも見えるわよ。エッチな優子ちゃんたら吹っ切れたようね』

「皆さん、あたしのオナニーを見て、一杯シコシコして下さい」

優子は見られる興奮を味わいながら、もう一度絶頂を迎えるまで、そのポーズで体を猫のように反らせながら自慰行為を続けた。

「あん、あん、またぁ、またぁ、ああん、イッチャウイッチャウのう、あああん」

絶頂を迎えた優子は両肩で息をしながら、再びパソコンの陽子に微笑みかけた。

「はぁ、はぁ、陽子さん、これで痴漢専用車両の会員になれました?」

『ええ、優子ちゃんなら超VIP会員ね。改めて、痴漢専用車両へようこそ』

「よろしくお願いします」

『こちらこそ、よろしくね』

「でも、陽子さん、どうしてあたしだけモロ画像だったんですか?」

優子はそのことだけは憮然としながら聞いた。

『モザイクで安心したところに、自分だけモロだったらインパクトあるでしょ。あなたの驚く顔が見たかったのよ』

陽子は楽しそうに笑った。どうやら優子の事が可愛くて仕方がないようだった。

「もう!恥ずかしくて死にそうだったんだから」

『ウソね。恥ずかしくてイキそうだったんじゃないの』

「そうかも」

優子は納得して笑った。

そこへ今まで黙っていた助手の手島が割り込んだ。

『まあ、なんにしても可愛い会員が増えて良かった。でも、陽子さんの今回の勧誘は結構強引でしたねえ』

『どうしても優子ちゃんに参加してもらいたかったのよ』

「それってどういうことですか?どうしてあんな恥ずかしいことまでしてあたしを勧誘したんですか?」

『恥ずかしいってオナニーのこと?あれはあたしの趣味よ』

陽子が笑って言った。

そして一拍置いた後、陽子は雰囲気をガラリと変えて、真剣な表情でもう一言付け足した。

『それにね、貴女ならマスターの心を救ってくれると思ったからよ』



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