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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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次回運行決定-1

『ケース3 但馬悦子(49歳会社役員)但馬恵里香(26歳主婦)』

【次回運行決定】

(マスターの心を救うって、一体どういう意味なんだろ?)

この一週間、優子はその事ばかり考えていた。あれから、何度も陽子に問い質したがいつも返ってくる答えは同じだった。

『その内にわかるわ』

優子はこれとは別に「マスターが何故こんなことをはじめたのか」「マスターがどうして人の本質がわかるのか」「普段何をしている人なのか」「マスターの住所氏名メールアドレスの個人情報」「マスターと陽子と関係(特に普段は肉体関係があるのか)」などの質問をぶつけても、同じ答えが返ってくる。

肉体的な性欲は今のところ満たされているが、知りたい欲望はまったく満たされていない。

(救うねえ…)

多分、優子が車両から降りるときに、マスターが一瞬暗い目をして言った言葉に関係するとは思うが、何が対象でどうして救うのかもわからないので、優子には何をしていいかは思い付かなかった。

それよりも次回の【痴漢専用車両】の開催までそのマスターに会えることも出来ないのだ。

(早くマスターに会って、救ってあげたい。何か知らないけど)

マスターに仄かな恋心を抱く優子は、マスターの助けになるのは願ってもないことだった。

19歳の若さは、淫乱な本質だけではなく、まだまだ恋に恋する心も持ち合わせているのだ。

しかしそれはそれ、車両によって開花された優子の淫乱さは、恋心とは別に日々の肉体的快楽を求めている。

1月間、苦行の様な彼氏とのセックスで得られなかった絶頂は、一旦火の付いた淫乱な女体はウソのように味わえるようになった。

【痴漢専用車両】のゲスト会員になってからは、次回開催される【痴漢専用車両】を待ちわびながら、サイトの画像掲示板にある過去の痴漢プレイの画像を見ながら自慰行為をするのが日課になっていた。

もちろん、その痴態はライブチャットで流せるように、カメラに向かって股間を全開にして秘部の弄り具合を公開している。

淫乱な女体は見られてると思うと5割増しで気持ちが高まるのだ。

しかし、ノートパソコンの内蔵カメラでは、その都度、見せたい部分をカメラに向けるのは難しい。

机に上のパソコンの画面を見ながら自慰行為をしても、画面の縁に付いた内臓カメラでは、特に見て貰いたい卑猥な部分が映せない。なので優子は奮発してカメラを購入した。

股間から顔までカバーするようにカメラを三脚で固定する。時折カメラに手を伸ばし、聞こえてくるゲストやプレイヤーのリクエストに応じて、卑猥な部分を見せながら、興奮を高めていくのだった。

優子は見せるのも好きだが、他のゲストの自慰行為を見るのも好きだった。対象が女性であっても淫乱な優子の興奮は高まる。

(『S+』のプラスって対象が女性も有るってことかしら?)

優子は掲示板の過去画像と、ゲストのライブ画像の両方を同時に見たくて、その方法もサイト管理人の陽子に教えてもらった。

時間帯によってサイトに入室する顔ぶれは変わってくる。主婦はやはり昼間が多く、OLは夜から深夜にかけてだ。

中学教師の片桐由香里(25歳)の自慰行為は凄まじい。よっぽど溜まった物を内に秘めているのだろう。

硬い職業を敢えて意識してなのか、毎回それっぽい服を着ながら自慰行為に浸る。全裸にはならないが、薄いブラウスから透けるピンと勃った乳首や、タイトスカートの下から時折見える股間にはドキドキする。

陰毛の処理をしているので、影を作らずにその部分がハッキリと見えるのだ。

ちなみに由香里の掲示板の過去画像は変わっている。由香里を囲む数人の痴漢たちがわざわざ学生服を着ている凝りようなのだ。中には学生服に無理のある痴漢も居たがそれはご愛嬌だ。

『木村くん、やめて!』と生徒のことらしい名前を言いながら悶える姿は、それはそれで見ていて楽しいのだ。

『あたしの夢はね。授業中に教壇に座って生徒に見られながらオナニーすることなの』

由香里の夢を聞いた優子は、自分も教師になりたいと思った。


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