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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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サイトに登録する優子-1

【サイトに登録する優子】

夕食中、そして入浴中もどうしようかと悩み続けた優子だったが、パジャマに着替えた後、好きなドラマも見ずに2階にある自分の部屋に向かった。もちろん、サイトを確認するためだ。

(このまま確認もしないままだったら、明日もその事ばかり考えてしまうかもしれない)

あの車両から手を引くにしても踏ん切りが必要だった。

しかし、『踏ん切り』としながらも、優子の本質が実はそれを選択していることを気づいていたが、優子はそれを敢えて無視することにした。

部屋の鍵を掛けると机の前に座り、ノートパソコンを立ち上げて【痴漢専用車両】を検索した。するとマスターに教えられた通りにパスワードを入力する画面が現れた。

優子はドキドキしながら、そのパスワードを入力した。

(こ、これでいいのね。昨日は興奮してたからそのまま聞き入れたけど、とんでも無い合い言葉ね。考えた人のセンスって一体…)

理性的な面の優子が、卑猥な4文字を入力するのに少し躊躇してしまった。

(こんな言葉を平気で書くエッチな女だと思われないかしら)

自分で入力した卑猥な文字の列を目で追う内に、優子の本質が徐々に刺激されていった。そして自身のその卑猥な部分に愛液が溢れさせていった。

その卑猥な文字を見つめながらエンターキーを押すと、画像の切り替えまでに1分以上掛るとアナウンスが出た。

手持ち無沙汰の優子は、下着の濡れ具合が気になり、パジャマの中に手を入れて下着の上から溝に沿って指をなぞらせた。

「やだ…」

予想以上の濡れ具合に優子は恥ずかしくなった。

ページが進み、会員登録の画面が出てきた。

必要な事項を記入する際に、本名・住所・携帯電話の番号・メールアドレスの個人情報の記入には抵抗が有ったが仕方が無い。

心惹かれたマスターを信用し、絶対に他に漏れないと割り切ることにした。最後に昨日乗った駅を記載して必要事項の入力は完了した。

入力が完了すると同意事項の項目が出てきた。

普通の会員サイトなら読み飛ばして同意ボタンを押すだけだが、このサイトに限ってじっくり読んだ方がいいと思い熟読した。

しかし、思ったほど複雑ではなかった。

【第1条】他言無用
【第2条】画像の転用悪用無用
【第3条】サイト利用については管理者に従うこと。

基本的にはそれだけで、他に注意事項として、それに抵触したした場合は、いかなる場合でも必ず運営側が把握できることが記されおり、それを破ると処分が下される記載されていた。

「なに、処分って?」

優子は自身の悩みや本質を言い当てたマスターのことを思い浮かべ、オカルティックな処分方法を想像して少しだけ躊躇しそうになったが、思い切って同意ボタンをクリックした。

そして画面は変わり【痴漢専用車両】のサイトの名称が現れ、その下には挨拶文を兼ねた注意事項がさらに詳しく書かれていた。

【痴漢専用車両へようこそ。

ゲスト会員様、ご入会おめでとうございます。

早速ですが、当車両は秘密厳守です。当車両で見聞きしたことは他言無用です。

サイト内にある画像の転用悪用は無用です。

また、実際の車両内に於いては、ご自身以外の方に起こる出来事には干渉してはいけません。例え他の乗客がどんな扱いを受けていても決して止めたりしないで下さい。

当車両運営の根幹を揺るがすことに成り得るためです。

それら禁止事項を守らなかった場合にはペナルティが発生しますのでご注意下さい。

それでは、痴漢専用車両をお楽しみ下さい】

(ゲスト会員?あたしってゲストになるんだ。でもなんだろ?このおどろおどろした内容は…)


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