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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第15話-33


「大和の、いっぱい濡れてきてるよ……」
「あ、ああ……たまらないから、さ……」
「ふふ……んー……」

 あむっ…

「う、あっ……!」
 桜子の口が大きく広がったかと思うと、先端部分がすっぽりとその中に収まった。大和の“宝刀”が、興奮の溶け出した先走りによって潤っているのを見計らい、桜子は“フェラチオ(口舌性戯)”の最終形態に入ったのである。
(うあ、熱い……大和のすごい、すごいよ……)
 口の中に広がる、猛烈な熱気と硬いもの。これが、いつも、自分の胎内を行き来しているのだと想像するだけで、桜子は堪らない興奮が身を包んだ。
「んっ……ん、んっ………」

 ぬぷっ、ぬぷっ、ぬぷっ…

「んふ、んっ、んんっ、んふぅっ……!」
 大和の“宝刀”に見立てて、大きめのバナナを凍らせてしていたように、口の中でそれを往復させる。凍ったバナナは冷たかったが、そうではない熱気が、桜子の口内に溢れかえっていた。
(これが、大和の、味、なんだ……)
 凍ったバナナでは味わえなかった、生の感触が舌の上に躍る。“海の味”がするのは、やはり“生命”に直結した部分だからであろう。
(何処まで、呑めるかな……)

 ずず…

「うっ、さ、桜子っ……!」
 ゆっくりと、更に深くまで、桜子の口内に沈み込んでいく“宝刀”。まるで吸い込まれるような動きで、桜子の口内に入っていく己を見て、大和は思わず腰を突いていた。
「んぉぅっ……!」
 桜子の喉が、苦しげに呻いた。
「ご、ごめんっ……」
 その理由が分かっているので、大和は思わず腰を引こうとした。
「!」
 しかし、桜子の腕が腰に廻って、その動きを止めていた。
「さ、桜子……」
 喉の奥まで深く突き立った瞬間の反射で、瞳に涙を浮かべながら、それでも桜子は、口内にいる大和のことを逃がそうとはしなかった。大和が口の中で果てるまで、彼女はその拘束を解くつもりなどないのだろう。
「………」
 あまりにも健気なその姿勢に、大和の胸は震えた。同時に、強固な意志で押しとどめていた快楽のリミッターを、完全に開放することにした。
「桜子の、口の中……すごく、気持ちいいよ……もう、出てしまいそうなぐらいに……」
 だから、もっと、桜子に動いてもらいたい。
「ん……ン、んんっ、んふっ、んむっ、ん、んんっ……!」
 それは口に出さなくても、桜子には伝わっていたようで、大和の“宝刀”をくわえ込んでいる桜子の頭の動きが、更に峻烈なものになった。

 ぬぷっ、ぬぷぬぷっ、ぬぷっ、ぬぷっ、ぬぷっ!

「う、おっ、あ、あっ……!」
「んふっ、んんっ、んぅっ、んんんっ……!」
 桜子と大和の息遣い、そして、艶かしく濡れ滑る音が、風呂場に響く。怒涛のように浴槽を満たす湯がそれを覆い隠しているが、脱衣所にいる由梨の耳にそれは届いているだろう。


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