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デネブの館
【その他 官能小説】

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デネブの館-9

 その日から、アイとの奇妙な共同生活は始まった。
 最初の数日は本当に部屋を貸しただけで、俺は特に何もしていない。
 ただ、アイはシャワーをやたら有難がった。狭いユニットバスすらも喜んだ。
 ネットカフェでシャワーを使うとなかなか高額な割に、時間制限がある。
 銭湯は場所が遠かったり、閉店が早かったりで、これも彼女にとっては勝手が悪かったようだ。
 魔女もやはり女、風呂とシャワーは欠かせないようだ。
 そして分かったことがあった。彼女が童顔だったことである。
 濃いメイクで素顔が不明だったのだが、すっぴんの顔は成人には見えない顔だった。
 メイクの理由はその童顔を隠すためだったのだろうか。
 
 一週間経っても、アイは出て行く気配を見せなかった。
 誘った俺から出て行けというのもなんだった。それに、正直に言うと、アイは可愛いのである。
 いい年の男性が同世代の女性としばらく同棲をするというのは、悪い話ではないだろう。
 そして、アイも童顔ではあるがれっきとした成人女性であった。
 そんなに何日も何事も無くただ共同生活だけをしていられるはずがなかった。
 男には性欲がある、女にも男ほどではないかもしれないが、あるはずだ。
 そういう訳で、アイを抱いた。
 シャワーを浴びて出てきた彼女を性欲に任せて、そのまま抱きしめたのだ。
 アイは嫌だとは言わなかった。彼女もそうなることを予見していたのかもしれない。
 何日かのはずが、一週間以上居着いているその後ろめたさもあったのだろう。
 食費と家賃を、体で支払ったのだ。
 反応は悪くなかった。やはり、成人女性なのである。

 一度抱いてからは、食事を作るようになり、何故か朝に占いもするようになった。
 これが、彼女なりの家賃の代わりということなのだろう。
 占いは一回千円なので、月にすると三万円ということになるが、俺からすれば押し売り同然でいい迷惑である。
 食事の方は、素直に有りがたかった。
 美味いだけでなく、栄養のバランスも考えてあるようだった。
 俺が料理についてアイを褒めると、アイは照れながらも喜んでいたようだ。
 そして、体を求めると、基本的には応じた。


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